2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21330081
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
谷口 明丈 中央大学, 商学部, 教授 (20103228)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小野塚 知二 東京大学, 経済学研究科(研究院), 教授 (40194609)
関口 定一 中央大学, 商学部, 教授 (20138613)
田中 洋子 筑波大学, 人文社会系, 教授 (90202176)
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Keywords | エンジニア / 中間管理職 / 現場主義 / 人事管理 / セールスマン / ホワイトカラー / ブルーカラー |
Research Abstract |
研究会・打合せ会において各分野の専門家の知見を習得するとともに、研究者の議論をつうじて、本研究全体の成果を集約することができた。3つのプロジェクトの個々の成果は以下のようであった。 プロジェクトA:エンジニア(技師・技術者)の研究 昨年度に組織した経営史学会大会のパネル・ディスカッションの成果を踏まえ、エンジニア(技師・技術者)の職務内容、採用、教育・訓練、昇進のあり方、ブルーカラーとの関係について、日本、アメリカ、ドイツ、イギリス、フランスにおける実態の一層の解明を進めるとともに、個別の研究の比較検討によって、現場主義をキーワードにエンジニアの形成史を比較史的にまとめ、その成果を出版する努力が続けられた。 プロジェクトB:販売職能を担うホワイトカラーの研究 先行研究がほとんどない領域のため、昨年度と同様に今後の研究の足がかりを築くための資料収集と事実発掘が松下電器産業、ゼネラル・エレクトリック社、RCA社、バイエルン社などについてなされ、個別の学会報告あるいは論文として成果をまとめる段階にまで到達した。 プロジェクトC:人事管理と中間管理職(ミドル・マネージャー)層の研究 GE、デュポン、クルップ、ベンツ、ドイツ化学産業におけるホワイトカラー層の全体的な動向および企業の人事政策を解明するとともに、そこから、どのようにして中間管理職(ミドル・マネージャー)層が生み出されてくるのか、彼らはどのような出自をもち、どのように選抜され、どのように教育され、どのような職務を担ったのかを明らかにする研究を進めることができた。これらの成果を踏まえ、「プロフェッショナル・マネジメントの国際比較」という方向で研究を発展させるために、新たな研究組織を組織して研究を継続することが模索されている。
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Research Products
(19 results)
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[Presentation] Rational Foundations of Historical Failure2011
Author(s)
ONOZUKA, Tomoji
Organizer
Gastvortrag in Rahmen des CGS-Forums "Globali sierung zwischen Normalitat und Ausnahmezustand" und des Forschungskolloquiums fur Fortgeschrittene der Abteilung Neueste Geschichte und Zeitgeschichte des Historischen Instituts
Place of Presentation
Historisches Institut, Unitobler, Universitat Bern
Year and Date
2011-05-06
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