2009 Fiscal Year Annual Research Report
異なる方法によって得られた評価結果の対応づけに関する基礎研究
Project/Area Number |
21330150
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
柴山 直 Tohoku University, 大学院・教育学研究科, 教授 (70240752)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野口 裕之 名古屋大学, 教育学研究科, 教授 (60114815)
新田 克己 東京工業大学, 総合理工学研究科, 教授 (60293073)
石井 秀宗 名古屋大学, 教育学研究科, 准教授 (30342934)
藤本 亮 静岡大学, 法務研究科, 教授 (80300474)
佐藤 喜一 宮城工業高等専門学校, 電気工学科, 助教 (00300517)
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Keywords | 等化 / 対応づけ / リンキング / 適性試験 / 学力調査 / 自動採点 / 小論文 / パフォーマンス・アセスメント |
Research Abstract |
本研究の目的は、教育評価・教育測定の立場から、異なる複数の手段・手続きによって得られた複数の評価結果を互いに比較可能とするような基礎的技術の開発をめざすことにある。 本年度の研究実施内容としては、研究体制の確立・先行研究の調査・研究設備の整備・次年度のデータ収集の準備等がある。具体的には、4年間の研究遂行の具体的な分担と手順を研究組織として共有し、平成22年度データ収集に向けて新潟県教育委員会・新潟市教員委員会・新潟県小学校教育研究会・新潟県中学校教育研究会等を数度に分けて訪問し、実施の目的・手続等について詳細な説明を行い、実施の承諾を得た。その際、平成16年度・18年度おいて同県で実施された学力調査データの貸与をうけ、抽出調査における統計量の精度をシミュレーションにより評価し、今後の対応づけデータ収集のための知見をえた。併行して、対応づけの理論的な側面からの検討・データ収集デザインの検討をおこなった。これは因子分析モデルと項目反応理論モデルを組み合わせたシミュレーションモデルとして具体化され、その成果は日本テスト学会第7回総会にて発表された。また、対応づけに関する先行研究の包括的なサーベイを行った。等化、尺度化、リンキングなどの概念整理を行い、その成果は日本テスト学会第7回総会にて発表された。一方、社団法人商事法務研究会より提供された法科大学院統一適性試験スコアにもとづくシミュレーション研究をこない、その成果を公刊した。さらに、実際の小論文採点の際のサポートシステムを検討した。
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