2012 Fiscal Year Annual Research Report
認知行動療法の臨床ワークショップ普及のための効果研究
Project/Area Number |
21330157
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
丹野 義彦 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (60179926)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 認知行動療法 / ワークショップ |
Research Abstract |
欧米でさかんになっている認知行動療法をわが国の臨床心理士に対して普及させ、日本に科学的でエビデンス・ベーストな臨床心理学を定着させることが本研究の目的である。最終年度である本年度は、認知行動療法のワークショップを開催し、多くの図書を出版した。エビデンス・ベイスト心理療法シリーズを監修し、認知行動療法の臨床心理士への普及をはかり、「イギリスこころの臨床ツアー:大学と精神医学・心理学臨床施設を歩く」を出版し、英国の臨床心理学お精神医学の施設における認知行動療法の実態を紹介し、各界から好評を得た。認知行動療法の理論的基礎となる研究を実施して、論文として発表した。統合失調症の患者を対象とする研究と、統合失調症症状や統合失調症型についての研究を行なった。海外で実際におこなわれている認知行動療法を検討するために、研究代表者および連携協力者は、認知行動療法のワークショップに参加して、心理療法の技法の習熟に努めた。 さらに、研究代表者は、日本行動療法学会の教育研修委員長として大会時の研修会の責任者となり、20本以上のワークショップを企画・運営し、臨床心理士や医師への普及に努めた。研究代表者は、日本心理臨床学会、日本認知療法学会などの学会大会において、認知行動療法についてのワークショップやシンポジウムを多数開催し、また招待講演をおこなった。このような活動をおこなうことによって、世界的にさかんになっている認知行動療法をわが国の臨床心理士に対して普及させ、日本に科学的でエビデンス・ベーストな臨床心理学を定着させることに貢献した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)