2009 Fiscal Year Annual Research Report
子ども支援と子ども参加のまちづくりに関する日本・韓国および国連の総合的比較研究
Project/Area Number |
21330185
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
喜多 明人 Waseda University, 文学学術院, 教授 (70147932)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荒牧 重人 山梨学院大学, 法務研究科, 教授 (40232053)
内田 塔子 東洋大学, ライフデザイン学部, 専任講師 (80329036)
吉永 省三 千里金蘭大学, 生活科学部, 教授 (80441137)
松倉 聡史 名寄市立大学, 保健福祉学部, 教授 (00341678)
半田 勝久 東京成徳大学, 子ども学部, 准教授 (60337855)
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Keywords | 教育学 / 社会福祉関係 / 子どもの権利 / 子ども参加 / 子どもにやさしいまち / 子ども支援 / 子ども条例 / 子ども施策 |
Research Abstract |
3年計画で取り組む本研究の1年目は、研究チームを以下の3グループに分け、グループごとに子ども支援と子ども参加のまちづくりの情報収集と研究交流を進めた。 <国内>2009年9月に、札幌市において開催された「地方自治と子ども施策全国自治体シンポジウム」に参加した。このシンポには、札幌市・豊田市・白山市など46自治体から、自治体首長・職員・議員、研究者、市民ら約500人が参加し、貴重な情報収集・意見交換の場となった。その際、ユニセフ「子どもにやさしいまち」の国際事務局=イノチェンティ研究センターのトロント・ヴォーゲ氏を招聘し、意見交換を行った。また、子ども支援と子ども参加のまちづくりの実践例として北海道幕別町および札内北小学校への訪問調査を行い、子どもの権利条例の制定過程や学校教育での子ども参加についてヒアリング・意見交換を行った。 <韓国>2009年11月に、「アジア子どもの権利フォーラム2009」に参加し、国連・子どもの権利条約の実施状況とモニタリングについて情報・意見交換を行い、東アジア諸国における子どもの権利の現状と課題を検討した。また、京畿道教育庁を訪問し、生徒人権条例についてヒアリング調査を行った。2010年3月には、日韓の共同研究者が行き来し、来年度に実施する予定の「子どもの権利と子ども参加」をめぐる日韓合同の実態・意識調査等について打ち合わせを行った。なお、韓国を訪問した際には、教育科学技術部(文科省)に対する教育政策に関するヒアリング、国家人権委員会との情報・意見交換、京畿道教育庁への訪問調査も行った。 <国際>国連・子どもの権利委員会第54会期プレセッションへ出席し、子どもの権利条約第3回日本報告審査に先立ち、条約NGOグループの会合に参加するとともに、日本における条約の実施状況と課題について国連し子どもの権利委員会委員の質問に応え、意見交換を行った。
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