2010 Fiscal Year Annual Research Report
青少年期から成人期への移行についての追跡的研究―第三波調査
Project/Area Number |
21330190
|
Research Institution | Ochanomizu University |
Principal Investigator |
耳塚 寛明 お茶の水女子大学, 大学院・人間文化創成科学研究科, 教授 (40143333)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
冨原 紀絵 お茶の水女子大学, 大学院・人間文化創成科学研究科, 准教授 (10323130)
浜野 隆 お茶の水女子大学, 大学院・人間文化創成科学研究科, 准教授 (00262288)
王 杰 お茶の水女子大学, 人間発達教育研究センター, 特任講師 (80432037)
寺崎 里水 福岡大学, 人文学部, 講師 (70432028)
垂見 裕子 お茶の水女子大学, 人間発達教育研究センター, 助教 (10530769)
|
Keywords | 移行 / 学力 / 進路 / 青少年 / 家庭的背景 / 格差 / 縦断的調査 / 定点観測 |
Research Abstract |
1)データコレクション。東北地方○○県のCエリアにおいて、県・市の教育行政と対象校(44)の協力を得て、児童生徒、保護者および学校関係者を対象とする第三波調査を実施した。サンプル数等は以下の通りである。現在、データの初期分析を行っている。 ・児童生徒質問紙調査(小3 1004名、小6 1092名、中3 1101名、高3 923名) ・算数と数学(AT、PA)の学力調査(小3 1004名、小6 1092名、中3 1101名) ・担任教員質問紙調査(小3、小6のみ)、中学校窓口調査 ・保護者質問紙調査、学校を通した配布と回収(小3、小6、中3児童生徒の保護者を対象とする) 2)データ分析の成果。ア.関東地方Aエリアの県・市の教育行政部門を訪問し、2009年に実施した第三波調査の研究成果を報告した。対象校(44)、保護者(約1800人)には研究成果のフードバック資料を送付した。イ.関東地方Aエリアで蒐集したJELS2003、2006、2009のデータを分析し、(1)日本教育社会学会第62回大会(2件の共同発表)、Asia Pacific Educational Research Associationのマレーシア大会(シンポジウム形式の共同発表)で口頭発表を行った、(2)報告書として『JELS第14集 AエリアWave3調査報告』(計8章)を出版した、(3)お茶の水女子大学グローバルCOEプログラムが編集する『PROCEEDINGS 13』に英論文2本を掲載した。他に、日本家計経済研究所が主催した「第10回パネル調査・カンファレンス」、琉球大学が主催したシンポジウム「ソフトパワーとソーシャルキャピタル~学際的研究の展望~」において研究成果の口頭発表を行った。データ分析は青少年の学力、進路形成と家庭的背景、学校外教育費投入との関連、学力と社会関係資本、進路選択と生徒の経済的情報ギャップ、青少年の職業観等に着目している。
|
Research Products
(7 results)