2009 Fiscal Year Annual Research Report
短期大学教育と地域ステークホルダーに関する総合的研究
Project/Area Number |
21330195
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Research Institution | Nagasaki Junior College |
Principal Investigator |
安部 恵美子 Nagasaki Junior College, 保育学科, 教授 (00259714)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 友子 熊本学園大学, 外国語学部, 教授 (30231153)
稲永 由紀 筑波大学, ビジネス科学研究科, 講師 (80315027)
小嶋 栄子 長崎短期大学, 英語科, 教授 (10399256)
藪 敏晴 佐賀女子短期大学, キャリアデザイン学科, 教授 (20280266)
吉本 圭一 九州大学, 人間環境学研究科, 教授 (30249924)
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Keywords | 地域ステークホルダー / 在学生調査 / 卒業時調査 |
Research Abstract |
1.短期大学の学び・生活および進路・接続に関する調査(総合リーダー:安部)に関しては、在学生の入学時から卒業までの学習プロセスと学習モードの特徴の解明のために連携9短大を含む48短大の2009年度入学生を対象とする量的調査(郵送による質問紙調査)の項目を精査し、体系化することが出来た。また、現在(3月中旬)は、調査データの集約・分析中であるが、本事業の連携9短大と調査協力短大には自学分の集計結果の送付を順次済ませ、今後、各短大において、21年度の教育の点検・評価のための基礎資料としての使用が予定されている。 2.短大と地域の連携に関する地域ステークホルダーを対象とした調査(総合リーダー:藪)に関しては、高-短連携活動では、出前講座・公開講座のような「短大教員-高校生」、短大生が母校を訪問し高校生と交流するという「短大生-高校生」、「高校教員-短大生」によるリメディアル教育などの連携パターンがあり、こうした高-短連携活動を通して、教員の教育指導力の向上や学生の学習意欲の向上に寄与することが確認できた。 「地域・企業との協同による人材育成プログラムの開発に向けた短期大学における役割・機能に関する調査」結果をもとに、地域が必要とする人材養成プログラムを開発し、地域に貢献する短大生の養成など、短大教育における地域・企業との協同による教育改善・人材育成という成果が期待できる。 3.理論研究(総合リーダー:吉本)については、高等教育機関と地域の関係に関するデータや文献の収集と分析を行った。また、本研究の課題探究の主たる方法である、学生や地域の関係者を対象とした、量的・質的調査の枠組みの設定や企画を行った。
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