2010 Fiscal Year Annual Research Report
大学と教育委員会連携に基づく「5年後問題」解決のための教師教育プログラムの開発
Project/Area Number |
21330200
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
丹沢 哲郎 静岡大学, 教育学部, 教授 (60272142)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
國宗 進 静岡大学, 教育学部, 教授 (50214979)
三浦 和尚 愛媛大学, 教育学部, 教授 (40239174)
加藤 寿朗 島根大学, 教育学部, 教授 (30274301)
梅津 正美 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (60284329)
高旗 浩志 岡山大学, 教師教育開発センター, 准教授 (20284135)
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Keywords | 教科教育 / 教師教育 / 地域連携 / 教育委会 |
Research Abstract |
本年度は、全教員に占める構成割合の低い30歳前後の教師を対象とした教師教育プログラムの開発と実践の初年度と位置づけ、静岡県の小笠地区(掛川市・菊川市・御前崎市)と焼津市島根県の松江市において、教師教育活動を開始した。研修の回数は、小笠地区での4回をはじめとして、年間複数回の教師教育活動を展開した。 小笠地区における実践は、理科教師を対象として、各市の教育委員会ならびに教育研究協議会の正規事業として位置づけることができた。そこでは、理科教育の基本である科学的探究活動を取り入れた理科授業の構成について講義と授業づくりを行った。 焼津市では、市教委との連携活動として、数学の教師を対象として実施した。主な研修内容は徹底した授業検討であり、授業研究を中心とした研修となった。 松江市では社会科教師を対象として実践がなされたが、立ち上げに時間がかかり、本年度は2回の実施にとどまった。 いずれの地区における研修も、教育委員会や関連団体において正規事業として位置づけることができ、各地区における教師教育への高いニーズが確認された。また、どの地区からも23年度における発展が期待されている。具体的には、研修内容の高度化と、受講した教師の授業力向上の成果が求められている。その評価結果は、次年度に論文等で発表予定である。
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