Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小松 郁夫 玉川大学, 教育学研究科, 教授 (10130296)
新保 幸一 国立教育政策研究所, 文教施設研究センター, センター長 (10446247)
成田 幸夫 岐阜聖徳学園大学, 教育学部, 教授 (50440566)
伊藤 俊介 東京電機大学, 情報環境学部, 准教授 (50339082)
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Research Abstract |
認定こども園,小中一貫,中高一貫,特別支援学校など,従来の枠組みを越えた新しい学校体系への模索と実践が始まっている.これらは,既往の幼稚園・小学校・中学校,高等学校の体系を否定するものではなく,これらと共存・共生しつつ,複線的に学習者に学校制度の選択を許す仕組みと理解する.全国規模でこうした新しい学校体系への実践が始まっているものの,いずれも未だ黎明期にあると理解され,その建築計画の在り方についてまとまった論考が殆どみられない.本研究は,国内外の最先端の情報を収集し,且つ,典型事例の詳細精密調査を繰り返す中から,新しい学校体系それぞれの建築計画に対応するモデル導出と計画要件の整理・提示を行うことを目的とする.更に,地域社会における異なる学校システムの共存・共生の包括的学校システムのモデル提案を行うことも目的とする. 本年度は,具体的に認定子ども園,小中一貫校の計画モデルについて,成果を査読審査論文として公表できた.又,障碍種によらない「総合支援学校」,都心型教科教室型中学校モデル,中高一貫校などについて,POE調査などによってその計画要件データの蓄積をはかることができた.これらについても学術論文として成果をとりまとめ中である.
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