2011 Fiscal Year Annual Research Report
日本の建築アーカイヴスに適した系統的な資料組織法の構築に関する研究
Project/Area Number |
21360304
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Research Institution | Kanazawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
中森 勉 金沢工業大学, 環境・建築学部, 教授 (30148150)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竺 覚暁 金沢工業大学, 環境・建築学部, 教授 (30064447)
蜂谷 俊雄 金沢工業大学, 環境・建築学部, 教授 (60410289)
山崎 幹泰 金沢工業大学, 環境・建築学部, 准教授 (10329089)
川崎 寧史 金沢工業大学, 環境・建築学部, 教授 (60243169)
下川 雄一 金沢工業大学, 環境・建築学部, 准教授 (90308586)
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Keywords | 現代建築 / アーカイヴス / 設計図書 / 建築設計 / 建築史・意匠 |
Research Abstract |
本研究は、海外の建築アーカイヴスの資料管理手法の先進的事例を調査・研究し、日本における建築アーカイヴスの適切な手法を考案し、金沢工業大学建築アーカイヴス研究所が所蔵する建築資料を対象としてその手法を実践し検証することである。平成23年度においては、前年度までの欧米の先進的な建築資料組織法についての分析、日本の建築資料に適した資料組織法の検討とデータベース化の試行を踏まえ、実際に建築資料を整理することでその方法の実践的検証を行うことを、主な研究計画とした。 そこで、JIA-KIT建築アーカイヴスの山本勝巳氏の設計図書約9,800点、および村田政眞氏の設計図書約27,800点を検証の対象として、一年間を通じて実際に資料整理を行った。受入当時の仮分類のまま保管されている資料を開封し、資料の撮影とインベントリーの作成を行い、資料のサイズ、数量に応じた中性紙保存箱に整理した。保存箱にはインデックス番号を添付するとともに、インベントリーを整理した資料目録を作成した。各作業の段階において、前年度までに検討した資料組織法の見直しを行い、資料整理における作業フローを確立した。このことにより、今後も継続的な資料整理活動が可能になるとともに、これら設計図書の検索と出納が実用的なレベルに達することができた。あわせて、資料の公開活動として両設計図書の展示会を実施するとともに、資料目録を中心とした研究報告書を作成することで、研究成果の公開を行った。
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Research Products
(3 results)