2010 Fiscal Year Annual Research Report
小児がんの子どもと家族を中心とした多職種協働チームの看護師支援プログラムの開発
Project/Area Number |
21390593
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Research Institution | Nagano College of Nursing |
Principal Investigator |
内田 雅代 長野県看護大学, 看護学部, 教授 (70125938)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹内 幸江 長野県看護大学, 看護学部, 准教授 (00311902)
白井 史 長野県看護大学, 看護学部, 助教 (30420699)
高橋 百合子 長野県看護大学, 看護学部, 助教 (00438178)
足立 美紀 長野県看護大学, 看護学部, 助教 (10457905)
丸 光惠 東京医科歯科大学, 大学院・保健衛生学研究科, 教授 (50241980)
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Keywords | 小児がんをもつ子ども / 看護ケアガイドライン / 家族 / 看護師の認識 / ケア環境 |
Research Abstract |
1. 『小児がん看護ケアガイドライン』検討班 平成21年度の日本小児がん看護学会研修会「病気や病状についての説明」において参加者を対象に、このテーマに関する看護師の経験やエピソード、その中での看護師の認識を問う質問紙調査を実施した。その結果、病状説明時には看護師のかかわりは多くはない現状が伺え、看護師のかかわりがどのようなことに関係しているか等を分析し、第8回日本小児がん看護学会にて発表した。また、同様に、平成22年度日本小児がん看護学会研修会において「症状マネジメント:嘔気、嘔吐」に関する調査を、第8回日本小児がん看護学会において、「症状マネジメント:口腔ケア」関する調査を実施した。それらの結果を分析しメール会議等を用い、研究者らと検討中である。これらの検討結果を基に、今後、ガイドライン改訂のためのケアの課題とその対策について全体会議で協議する予定である。 2. 看護のエビデンスに関する検討班 長期フォローアップ、グリーフケアを中心に、全国の小児がんの子どもが入院している病棟師長及び看護師を対象に、病棟での看護の実態とその根拠や理由および看護師の認識を問う質問紙調査を実施し、現在詳細な分析を行なっている。長期フォローアップに関する看護師の関心は高くなく,一方、グリーフケアに関する看護師の関心は高いものの、対策はあまりとられていないこと等が概観されている。今後、これらの分野において、どのような看護の指針が求められているかについて、さらに検討し、ケアの標準化の可能性を探っていきたい。
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Research Products
(2 results)