2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21402012
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
松里 公孝 北海道大学, スラブ研究センター, 教授 (20240640)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐原 徹也 明治大学, 政治経済学部, 教授 (70254125)
澤江 史子 東北大学, 大学院・国際文化研究科, 准教授 (70436666)
廣瀬 陽子 慶應義塾大学, 総合政策学部, 准教授 (30348841)
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Keywords | 環黒海 / 非承認国家 / トランスナショナリズム / 宗教 / マイノリティ |
Research Abstract |
<現地調査> 中島がモルドヴァ・ルーマニアで正教会間関係について(6月)、松里がトルコでムスリムNGOについて(6月)、アブハジアと北オセチアで正教会間関係と紛争史について(9月)、廣瀬がイスラエルで(3月)現地調査を行った。 <委託調査> 汎ルーマニア主義のプリドニエストルへの影響と反ユダヤ主義の関係について、プリドニエストルの研究者に委託調査した(2月回収)。 <研究会> 10月1日に明治大学において研究会を行い、松里、廣瀬、中島が報告した。 <国際的研究発表> 松里と廣瀬がASEEES年次大会で、非承認国家につきパネルを組織した。そのほか松里がASN年次大会(4月)でアルメニア使徒教会について、スラブ・ユーラシア研究東アジア学会(8月)でムスリム宗務行政の国際類型論について報告した。アルメニア使徒教会についてのペーパーは、Religion, State & Society誌に近刊される。廣瀬が、カラバフ問題につきバクーの国際学会に招聘されて講演した。佐原がユタ大学で行われた国際会議でユーゴ戦争の社会的後遺症について、またセルビアで行われた学会でバルカン戦争について報告した。 <刊行業績> 松里のアブハジアにおけるマイノリティについての論文がNationalities Papersに掲載された。廣瀬がアスキー新書『ロシア苦悩する大国』を刊行した。そのほか、佐原、澤江、新免、北川が業績を発表した。 <招聘> 静岡県立大学の類似科研費と費用を折半して、モルドヴァのキリスト教民主党リーダー(元国会議員)ヴラッド・クブリャコフを招聘した。クブリャコフは、静岡県立大学で講演を行い、日本におけるルーマニア正教会と日本正教会の関係につき調査した。
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Research Products
(25 results)