2012 Fiscal Year Annual Research Report
海外BRICs新移民に関わる国際比較調査研究 -米、英、豪、日本を対象として-
Project/Area Number |
21402033
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Section | 海外学術 |
Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
陳 立行 関西学院大学, 社会学部, 教授 (60278314)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
アーナンダ クマーラ 鈴鹿国際大学, 国際人間科学部, 教授 (00271396)
大谷 信介 関西学院大学, 社会学部, 教授 (10168974)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | BRIC 移民 / 多民族国家 / 移民の比較研究 / 移民とインノべーション移転 / 循環的国際人口移動 |
Research Abstract |
本研究は海外BRIC新移民の移住先での社会適応のプロセスを比較しながら、彼らの出身国と移住国との政治的、経済的協働への役割を明らかにする。それを踏まえ、グローバル時代における世界構図の再構築に対する移民の役割を再認識することが目的である。 今年度、日本の研究チームとUK,オーストラリア、アメリカの研究協力者と共に、この四つの国に居住するBRICの移民を対象としたアンケート調査を実施した。LSE(London School of Economics and Politics)の調査サイトを利用して、インタネットを通じてアンケート調査を実施し、636の回答が得られた。出身国別には、Brazilから181人28.5%、Russiaから 158人24.8%、Indiaから 122人19.2%、Chinaから175人27.5%となっている。移住国別には、UKから141人22.2%、USAから107人16.8%、Australiaから161人25.3%、日本から227人35.7%となっている。本調査では情報機器を駆使できる新移民(インフォメンター)の能力を活かし、これまでのランダム抽出の方法と異なり、ネット上のコミュニティを母集団にして、インフォメンターは自らアクセスし、回答する調査手法を試みた。これは、情報社会における社会調査の理論に対する新しい挑戦になった。 2013年3月2日、ロンドンでLSEのアジア研究センター、CCPNと共同で国際会議を開催し、本研究チームから7本の研究発表を行った。定量的解析により、人種、社会体制、教育レベルなどの要素が移民の出身国と移住国との政治的、経済的協働へ与える役割について明らかにした。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(8 results)