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2010 Fiscal Year Annual Research Report

愛着に着目した設計方法論の構築

Research Project

Project/Area Number 21500195
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

青木 弘行  千葉大学, 大学院・工学研究科, 教授 (20009757)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 久保 光徳  千葉大学, 大学院・工学研究科, 教授 (60214996)
寺内 文雄  千葉大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30261887)
松岡 由幸  慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (20286636)
Keywords愛着 / 設計方法論 / 材質感 / 資源・環境保全
Research Abstract

本年度は,設計方法論の構築に主眼をおいて検討を行った.大量生産・大量消費を前提とした従来の設計方法論は,意匠・機能・コスト・安全性・操作性・保守等を前提として,[つくる→つかう→すてる]といった一方通行的なフローで構成されている.これに対して,環境に対する影響や資源保全を考慮した設計においては,単なる形状創造行為という次元を越えて材料選択から生産技術・生活技術に至るまで,環境や資源に対する負荷の少ない手法が求められる.そこで,エコ意識を誘発可能な設計手法として,長く使うことを可能にするフロー[つくる→つかう→なおす→もどす]で構成される閉ループ構成(Eco-Technology)と,各々のステップにおける設計要件の検討を行った.一方,本研究課題である愛着感の創出に関しては,[つかいこなす]という行為が大きな鍵を握っている.そこで,長く使うことを可能にするフローとして[つかう→なおす→つかいこなす→つたえる]という閉ループ構成(Eco-Mind)を検討した.換言すれば,前者をハード的側面と位置づければ,後者はソフト的側面となる.ハードとソフトを融合・一体化させるためには,両ループがどこかで接点を共有している必要があり,本検討においては,[つかう]という行為で両ループを一体化させた.
一方,愛着感の創出に関しては,モノの良さを直感的に感じ取ることができる形象的な要素(材質感・形・色・存在感・魅力)が重要な役割を演じており,この形象的要素によって機能的要素や心情的要素が連鎖的に想像されるはずである.そこで,モノが有する材質感に焦点を当て,モノの形態,機能,機構・構造と愛着感に関する感性要素との関係性を考慮し,[つかいこなす]ための設計指針を導出した.

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Published: 2012-07-19  

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