2010 Fiscal Year Annual Research Report
4次元顎運動解析システムを用いたスクエアマンディブルの病態モデルの構築
Project/Area Number |
21500456
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Research Institution | Tsurumi University |
Principal Investigator |
中岡 一敏 鶴見大学, 歯学部, 助教 (50298262)
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Keywords | 4次元解析 / スクエアマンディブル / 病態モデル / シミュレーション |
Research Abstract |
非関節性開口障害を呈する疾患の中に、咬筋が分厚く、顎角部が張り出した四角い顔貌を特徴としたスクエアマンディブル(SQM)がある。保存療法に難治性であり、様々な外科術式適用が報告されているが、治療法にコンセンサスが得られていないのが現状である。今回,スクエア・シェイプド・マンディブル顔貌を呈する患者の咀嚼筋の病態モデルを構築し,さらには術前後のデーター解析から,その成因,病態についていわゆる医用工学の手法である四次元咀嚼筋解析システムを用いて解明することを目的とした。 昨年度は、健常者による本システムの構築と精度の確認が行われ、実際に、数名のスクエアマンディブル症例に適応することが可能であった。本年度は、さらに14症例に対し本システムの適用が可能であった。また、本システムの解析結果に基づいた効果的な手術が可能であり、その有効性が改めて再確認された。今後、さらなる症例の蓄積とそのデーターの解析から、その成因、病態について解明を試みていく予定である。
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Research Products
(2 results)