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2011 Fiscal Year Annual Research Report

低酸素環境を利用した新たな無酸素トレーニング方法の開発

Research Project

Project/Area Number 21500607
Research InstitutionJuntendo University

Principal Investigator

形本 静夫  順天堂大学, スポーツ健康科学部, 教授 (50053343)

Keywords無酸素代謝 / 酸素濃度 / 低酸素トレーニング / スプリント運動
Research Abstract

【目的】低酸素環境下で超最大強度のランニングを行うと、無酸素代謝の亢進が生ずることが示されている。しかし、これまでのトレーニング研究の結果には矛盾が見られる。その背景として、コントロール群の欠如、用いられた酸素濃度の違いが挙げられる。そこで、本研究では、無酸素代謝の亢進が明らかにされた酸素濃度を用いてケースコントロールによるトレーニング実験を行い、無酸素代謝能力を改善させるための新たなトレーニング方法を開発すること目的とした。
【方法】男子サッカー選手14名をコントロール群とトレーニング群に分け(それぞれ7名)、トレーニング群には、無酸素代謝の亢進が確認された低酸素条件下(13.6%O2)で、体重の7.5%の負荷による40秒間の超最大ペダリング運動を1日2回、10目間にわたって行わせた。コントロール群には、同じ超最大ペダリング運動トレーニングを正常酸素下(20.9%)で行わせた。実験に当たっては、処方するトレーニング以外のトレーニングや日常生活は、コントロール群とトレーニング群で同様となるように配慮した。トレーニング効果は、トレーニング期間前後に運動時間40秒のウインゲートテストを実施し、運動中の平均回転数、平均パワー、酸素借、酸素需要量に占める無酸素代謝の割合、および運動後の血中乳酸濃度を測定して評価した。
【結果】コントロール群の平均回転数、平均パワー、血中乳酸濃度および酸素借には、トレーニング期間前後で、有意な変化は認められなかった。一方、トレーニング群の平均回転数、平均パワーおよび血中乳酸濃度はトレーニング2期間後にやや増加する傾向にあったが(108±10→114±2rpm,519±71→556±59W,12.92±2.5→13.8±1.6mM)、その差は統計的には有意ではなかった。

URL: 

Published: 2013-06-26  

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