2012 Fiscal Year Annual Research Report
高血圧に伴う酸化・ニトロ化傷害への長期運動効果の分子機構をモデルラットで解明する
Project/Area Number |
21500695
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
山倉 文幸 順天堂大学, 医療看護学部, 教授 (20053358)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川崎 広明 順天堂大学, 医学(系)研究科(大学院), 研究員 (40531380)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | ニトロ化ストレス / ニトロトリプトファン / ニトロチロシン / プロテオミクス / 身体運動 |
Research Abstract |
[目的] 平成23年度は、髙血圧ラットへと移行する前段階として、我々が見出した新たな酸化ストレスマーカー・6ニトロトリプトファン(6-NO2Trp)の生成を正常ラットの脳で検討した。その結果、非運動群のラットにおいて解糖系の酵素など12種を6-NO2Trp含有タンパク質として同定したが急性運動、運動トレーニングの何れにおいても有意差は見出されなかった。今年度は、より運動の効果が期待出来る骨格筋を対象に、6-NO2Trp含有タンパク質の同定と運動による変動を正常ラットで検討する。最後に、6-NO2Trp含有タンパク質の血清での高血圧病態マーカーとしての応用を目指し、髙血圧ラットと対照ラットの血清を用い、6-NO2Trp含有タンパク質の違いを検討する。 [方法]3ヵ月齢の雄のF344ラットを用いた。ラットに中強度持久性走運動(15m/minの速度で1時間のトレッドミル走)あるいは高強度間欠性走運動(50m/minの速度で1分間のトレッドミル走を1分間隔で18回)を行わせ、その直後にヒラメ筋と足底筋を採取した。ニトロ化修飾されたタンパク質は2次元電気泳動と特異的抗体を用いたウェスタンブロッティング、質量分析装置を用いて検出した。更に、自然発症髙血圧ラット(SHR)とWSKラットの血清を用い、前処理後、同様に6-NO2Trp含有タンパク質の検討を行った。 [結果]中強度持久性走運動と高強度間欠性走運動により変動した約60kDa付近のスポットから6-NO2Trp含有タンパク質を見出した。このスポットのタンパク質を質量分析装置で分析した結果、∝-skeletal muscle actinであった。更に、SHRの血清に特異的に生じている6-NO2Trp含有タンパク質も見出した。今後、タンパク質の同定を行い、運動における変動も検討する。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(11 results)
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[Journal Article] “Indolepyruvate ferredoxin oxidoreductase: An oxygen-sensitive iron-sulfur enzyme from the hyperthermophilic archaeon Thermococcus profundus2012
Author(s)
Ozawa Y, Siddiqui, MA, Takahashi Y, Urushiyama A, Ohmori, D, Yamakura F, Arisaka F, Imai, T
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Journal Title
J Biosci Bioeng
Volume: 114
Pages: 23-27
DOI
Peer Reviewed
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