2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21500809
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Research Institution | Fukuoka Dental College |
Principal Investigator |
塚本 末廣 福岡歯科大学, 歯学部, 准教授 (80105733)
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Keywords | 唾液湿潤度 / 唾液腺マッサージ / 嚥下体操 / RSST / ストレス / 若年者 |
Research Abstract |
1.若年層における口腔リハビリが唾液分泌に与える影響 歯科衛生士学校2年生(女性90名)による安静時唾液湿潤度(10秒法)のmm数は5.11±2.83であった。対象者の52.1%が唾液湿潤度の判定基準で低下あるいは境界域であった。口腔リハビリによって唾液湿潤度は増加した。さらに、唾液分泌が低下している人ほど、口腔リハビリによって唾液分泌が増加することが判明した。 2.唾液腺マッサージと嚥下体操が嚥下機能に与える影響 安静時反復唾液嚥下テスト(RSST)回数の平均は7.20±2.70であった。唾液腺マッサージと嚥下体操は共に嚥下回数が低下した。すなわち、唾液腺マッサージと嚥下体操は嚥下機能の改善に有効な訓練法であることが示唆された。 一方、同じ訓練の前後に唾液湿潤度測定を行ったところ,唾液腺マッサージでは湿潤度が上昇したが,嚥下体操では湿潤度に変化がなかった.すなわち、唾液分泌が少なくても,嚥下体操による刺激によって嚥下機能に影響することが判明した。 3.唾液腺マッサージが唾液分泌と嚥下機能に影響を及ぼす要因の分析 唾液分泌と嚥下機能に影響を及ぼす要因の分析を多変量解析(林の数量化I類)で行ったところ、胃がもたれる、汗をかく、緊張しやすいなどのストレスが影響していることが判明した。 4.γ-PGAの口腔ケア剤への応用 納豆菌入りγ-PGAはタブレットで、精製γ-PGA粉末は溶液で口腔粘膜に使用することにより、口腔乾燥剤や義歯安定剤として応用することが判明した。
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Research Products
(1 results)