2009 Fiscal Year Annual Research Report
大学入学前教育・大学初年次教育を目的とした数学教材の開発的研究
Project/Area Number |
21500832
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Research Institution | Kyoto University of Education |
Principal Investigator |
丹後 弘司 Kyoto University of Education, 教育学部, 名誉教授 (10025471)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
重松 敬一 奈良教育大学, 教育学部, 副学長 (40116281)
大竹 博巳 京都教育大学, 教育学部, 准教授 (70168970)
山田 篤史 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (20273823)
長谷川 貴之 富山高等専門学校, 一般教養科, 教授 (70553197)
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Keywords | 高大連携 / 高大接続教育 / 大学入学前教育 / 大学初年次教育 / 数学教育 |
Research Abstract |
本研究の第一の目的は,大学入学前教育及び大学初年次教育を想定し,本研究グループが作成・修正してきた高大連携実験教科書を利用しつつ,数時間規模の授業や自学自習課題として利用可能な追加紙面や実験教科書連動の教材を作成することである。また,第二の目的は,そうした教科書紙面・教材を使った授業や課題提出などを行い,それらを評価し,改善していくことである。さらに,第三の目的は,そうして開発された教科書・教材等の成果物を電子媒体を通じても利用可能な状態にすることである。 本年度は,代数班・幾何班・解析班の3グループに属する研究分担者や研究協力者が授業実践を行い,それを代数・解析班会合(7回開催)や幾何班会合(5回開催)において数時間程度の授業や自学自習用課題に利用可能な評価前の教材として素案化した。4回開催した全体会においては,授業等を評価する評価グループからの意見などを受けて,各教材素案における教育目標やそこで想定される学習対象や指導・学習方法などについて相互評価や意見の提示を行った。特に,現在のリメディアル教育の問題点,高校・大学における数学教育と高等専門学校における数学教育との比較,大学入試問題の良問例とそれらを素材に教材作成を考えること,生徒・学生にとっての良問と教員にとっての良問との違い,SSH校での実践例,他分野への数学の応用例,大学で求められる数学とは何か等について活発な議論を行った。これらの成果については,8月に開催された日本数学教育学会,第91回全国算数・数学教育研究(京都)大会で発表し,外部からの意見・評価を得た。次年度は,今年度の研究を踏まえ教材化を進める予定である。
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Research Products
(6 results)