2009 Fiscal Year Annual Research Report
選択式問題による高専生の数学の学力保証とその教授方略に関する研究
Project/Area Number |
21500851
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Research Institution | Ishikawa National College of Technology |
Principal Investigator |
阿蘇 和寿 Ishikawa National College of Technology, 一般教育科, 教授 (80110154)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柳井 忠 新居浜工業高等専門学校, 数理科, 教授 (50220174)
高田 功 明石工業高等専門学校, 一般科目, 教授 (30178389)
長岡 耕一 旭川工業高等専門学校, 一般理数科, 教授 (20280315)
冨山 正人 石川工業高等専門学校, 一般教育科, 准教授 (70311016)
森田 健二 石川工業高等専門学校, 一般教育科, 准教授 (60312196)
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Keywords | 数学教育 / 選択式問題 / 学力の保証 |
Research Abstract |
21年度は初年度の取り組みとして,選択式問題の試験を,4月に2年生7高専17クラス712名,10月に1年生10高専30クラス1232名,2年生11高専28クラス1129名,3年生7高専18クラス717名に対して実施し結果分析を行った. (1)10月の試験については各試験20題を基本としたが,1年は範囲が狭いため,半分の10題とした.2年は4月の試験との比較も意識し,10題については類題を再度出題した.3年は20題全てを平成20年度の学習到達度試験で正答率の低い問題の類題とした. (2)正答率は,高専やクラスにより差があり,各高専に共通するものではなかった.今回は全受験者の平均正答率について分析した.1年は全体的に高く,2年は50%台が中心であった.3年は60%台が最高であり,10%台となった問題もあるが,これは出題の意図から当然の結果である. (3)現時点での分析では「どのような問題が適切なのか」,「選択肢はどのようなものが望ましいのか」といったことを検討するための1つの資料がまとめられた,という段階である.
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