2010 Fiscal Year Annual Research Report
情報社会における表現力を育成する役割別能力育成・リフレクション方式の研究
Project/Area Number |
21500917
|
Research Institution | Osaka University of Commerce |
Principal Investigator |
正木 幸子 大阪商業大学, 経済学部, 教授 (30249445)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横山 宏 大阪電気通信大学, 総合情報学部, 准教授 (20249452)
松永 公廣 摂南大学, 経営学部, 教授 (20099831)
野口 紳一郎 龍谷大学, 理工学部, 実習講師 (40319497)
下倉 雅行 大阪経済大学, 経営学部, 講師 (80444503)
|
Keywords | プレゼンテーション教育 / 役割別能力育成・リフレクション方式 / D-P方式 / リハーサル代行 / 情報教育 / 高等教育 |
Research Abstract |
1. 「D-P方式」によるプレゼンテーション教育の位置づけの強化 「D-P方式」によるプレゼンテーション教育の実施環境の制約条件を、(1)大学等における一般教育科目(例:情報教育のリテラシー教育科目)、(2)多数の初級者を対象、(3)特別な装置やソフトウェアが不要、(4)パソコン演習室とプロジェクタ・スクリーン設置教室の利用、と規定した。そして、「D-P方式」での「リハーサル代行」の教育方法としての位置づけは、従来よく行われる「ひとりリハーサル」が、初級者にとって演じ方や話し方などの表現に気をとられてしまい、分かりやすさなどの内容についてのチェックができないことに比べて、リフレクション能力(チェックし、気づき、改善案を考え、修正すること)を強化するものであると理論づけた。 2. 実践ノウハウの蓄積 研究グループのメンバーが担当する大学の授業で「D-P方式」の実践を重ね、18ステップの指導手順を確立した(1:内容の制作、2:指示のまとめ、3:指示書の作成、4:ペア相手の決定、5:ペア相手に指示、6:ペア相手からの指示受書の受理、7:指示書と指示受書の比較、8:指示書の修正、9:ペア相手によるリハーサル代行の実施、10:リハーサル代行の視聴、11:リハーサル代行のチェック、12:役割の交代、13:ペア相手から指示を受ける、14:作成した指示受書を渡す、15:ペア相手のリハーサル代行を実施、16:自分の分の代行プレゼンで気付いた内容修正、17:自分のプレゼンの本番発表、18:自分のプレゼンの自己評価)。 3. ワークショップによる実践ノウハウの公開と検証 情報教育学(IEC)研究会第247回定例研究会でワークショップを開催(2011年1月9日)し、「D-P方式」によるプレゼンテーション教育の実践ノウハウの公開と、参加者との意見交換による実践ノウハウの検証が行えた。
|
Research Products
(2 results)