2011 Fiscal Year Annual Research Report
情報社会における表現力を育成する役割別能力育成・リフレクション方式の研究
Project/Area Number |
21500917
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Research Institution | Osaka University of Commerce |
Principal Investigator |
正木 幸子 大阪商業大学, 経済学部, 教授 (30249445)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横山 宏 大阪電気通信大学, 総合情報学部, 准教授 (20249452)
松永 公廣 摂南大学, 経営学部, 教授 (20099831)
野口 紳一郎 龍谷大学, 理工学部, 実習講師 (40319497)
下倉 雅行 大阪電気通信大学, メディアコミュニケーションセンター, 情報特任講師 (80444503)
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Keywords | プレゼンテーション教育 / 役割別能力育成・リフレクション方式 / D-P方式 / 自作他演自評価型の教育手法 / 他作自演自評価型の教育手法 / 情報教育 / 高等教育 |
Research Abstract |
1.ワークショップによる実践ノウハウの公開と検証(その2) 2011年1月9日に行なったワークショップ(情報教育学(IEC)研究会第247回定例研究会)の結果を論理的に検討した結果、「D-P方式」は、視点(自分と他者、作ること、演じること、評価すること)の組み合わせによる教育手法の一形態であることが判明した。つまり、「作ること、演じること、評価すること」をすべて自分で行なわせるという一般教育でよく行なわれる初学者対応の「自作自演自評価型の教育手法」から、「作ること、演じること、評価すること」をすべて他者に行なわせて、それらを俯瞰するという上級者対応の「他作他演他評価型の教育手法」まで、8通りに論理的拡張が考えられることが分かった。 2.蓄積した実践ノウハウの整理 上述した8通りの教育手法の実践的な可能性を探るために、他人が作成したプレゼン資料を演じる方法を2011年7月30日に情報コミュニケーション学会第5回ワークショップ-プレゼンテーション教育の視点を変える-(大阪電気通信大学駅前キャンパス)で実践し評価を頂いた。これに基づいて考案した「他作自演自評価型」の授業を園田学園女子大学短期大学部の後期授業で行ない、授業実践性の確認ができた。 3.得られた研究成果のまとめとその公表 開発した「D-P方式」によるプレゼンテーション教育手法は、前述した8通りの1つ「自作他演自評価型の教育手法」として位置づけられることができ、大学におけるプレゼンテーション教育の初学者対応の手法として、実践手法をまとめた。また、プレゼンテーション教育には、視点(自分と他者、作ること、演じること、評価すること)の組み合わせによる8通りの教育手法が構築できる可能性を検討し整理した。これらの成果を学会発表・論文で公表した。
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Research Products
(6 results)