2010 Fiscal Year Annual Research Report
コンピテンシー養成を目標に掲げたアウトカム評価システムの実証的研究
Project/Area Number |
21500930
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
松本 豊司 金沢大学, 総合メディア基盤センター, 准教授 (20173908)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古畑 徹 金沢大学, 歴史言語文化学系, 教授 (80199439)
堀井 祐介 金沢大学, 大学教育開発・支援センター, 教授 (30304041)
佐藤 正英 金沢大学, 総合メディア基盤センター, 教授 (20306533)
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Keywords | 「文系のための情報理」 / 「理工系のための情報処理」 / 「医・薬・保健系のための情報処理」 / PDCAサイクル / 成果(アウトカム)の図示 / グラフ表示機能のLMSへの組み込み / 「大学社会生活論」 / 事前・事後テスト、アンケート |
Research Abstract |
本研究の目的は、学生にアウトカムを意識させながら4年間の学生生活の間に着実にコンピテンシーを身につけさせるための効果的な教育・評価モデルシステムの構築方法を実証的に研究することにある。研究初年度には、国内外の関連の取り組みの調査を続けているが、国内にはまだめぼしい取り組みを見つけられていない。評価方法の確立のため授業として、「一歩進んだPC活用講座A,B」の授業を位置付け、グループ課題の実施の際に、あらかじめ学生に示す評価項目を両授業の内容に応じて変更し、それらを使った学生同士の相互評価を行う取り組みを継続し、PDCAサイクルを繰り返している。2年目に際しては新たに「文系のための情報処理」、「理工系のための情報処理」、「医・薬・保健系のための情報処理」の3つのクラスを新たに開講(一歩進んだPC活用講座A,Bの修了者などを対象とした選択科目)し、これらの授業に対するeラーニング教材および評価項目も新たに作成、評価項目のバリエーションを増やした。また、我々は昨年、学生が講義受講による成果(アウトカム)を自らが確認でき、教員の評価との比較により今後の学習課題を気づかせる仕組みの検討をした結果に基づき、学習管理システム(WebClass)の開発元技術者と連携し成果(アウトカム)をグラフ表示する検討を行い、「一歩進んだPC活用講座B」および「文系のための情報処理」のクラスのコースに実装し、テストおよびその改善を行った。また、新たに「大学社会生活論」の授業でも「事前テスト」、「事後テスト」およびアンケートで授業におけるアウトカムを図示する取り組みをスタートさせ、平成23年度授業で試行を行う予定である。
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Research Products
(9 results)