2010 Fiscal Year Annual Research Report
オンライン学習教材の共有環境の構築による教育改善の研究
Project/Area Number |
21500945
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
穗屋下 茂 佐賀大学, 高等教育開発センター, 教授 (70109221)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
角 和博 佐賀大学, 文化教育学部, 教授 (80145177)
高崎 光浩 佐賀大学, 医学部, 准教授 (70236206)
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Keywords | e-ラーニング / 学習管理システム / 教育工学 / インターネット高度化 / コンテンツ・アーカイブ |
Research Abstract |
佐賀大学の2つのキャンパス(本庄、鍋島)間にLMS(学習管理システム)を稼動させ、さらに大学コンソーシアム佐賀に所属する大学をあわせて、6つのキャンパス間で、LMSを利用してeラーニング教材の共有を図るためのシステムを構築した。LMPはオープンソースのMoodleを利用した。Moodleは、全国の多くの大学で利用されており、本研究で得られた成果をいずれ全国の大学で活かすことができる。 eラーニングは未だ発展途上にあり、各大学の教材は大学の環境に合わせて開発されているのが現状で、共有化を図りたくても簡単にはできなかった。佐賀大学が制作していたeラーニング教材を、標準化された規格に基づいた教材への変換を行い、大学コンソーシアム佐賀での共有実験に提供した。さらに、中学レベル・高校レベルの教材も制作し、共有して利用できるようにした。 大学コンソーシアム佐賀を繋ぐ大学間で、教材利用の実証実験を行った。質の高い教材を共有化すれば、これまでにeラーニングが実施できなかった大学においても、対面授業にeラーニングを併用することができる。eラーニング教材を対面講義等の補間学習として用いれば、より高い学習効果や教育改善が得られる。LMSの学習履歴等を収集・整理してデータ化すれば、学習カルテ(eポートフォリオ)の基礎データとすることができる。このことはFD効果をもたらし、全学的な教育改善や大学卒業時の学生の質の保証を実現することに繋がると期待される。
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Research Products
(4 results)