2010 Fiscal Year Annual Research Report
アポリネールの文学批評から見たベル・エポック期におけるフランス・モダニズムの諸相
Project/Area Number |
21520325
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
伊勢 晃 同志社大学, 言語文化教育研究センター, 准教授 (00379059)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三好 育郎 京都嵯峨芸術大学, 芸術学部, 教授 (60047165)
佐藤 文郎 京都嵯峨芸術大学, 芸術学部, 准教授 (30434773)
伊藤 洋司 中央大学, 経済学部, 准教授 (10384728)
辻野 稔哉 秋田大学, 教育文化学部, 准教授 (40312524)
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Keywords | 仏文学 / 文学評論 / ベル・エポック / アポリネール / 前衛芸術 |
Research Abstract |
我々は、アポリネールのすべての文学批評を精密に分析し、ベル・エポック期におけるフランス・モダニズムの諸相を明確にすること、また、この研究成果を踏まえた上で、詳細な校注、解説を含むアポリネールの文芸評論の全訳を作成することを目標とし研究を推進してきた。平成22年度は前年度に引き続き基本的には代表者および研究分担者は各個人ごとに担当分野の研究を推進、拡張することに従事しつつ、先行研究の徹底的な比較検討とデータの整備を行い、それと並行して、文学批評テクストの翻訳、データ処理を進めた。 具体的には、以下のような調査研究と研究環境の整備を行った。 (1) Pleiade版Tome IIの《Critiques Litteraires》(pp.880-1222)の翻訳の継続 (2) 現地研究者(連携研究者Daniel Delbreilパリ第三大学教授)との校注作成に関する意見交換および、平成23年度の来日講演および講義に関する日程と内容の詳細決定 (3) 現地研究者(連携研究者Llaurence Campaパリ第十二大学准教授)との共同研究打ち合わせ (4) データベース作成 (5) 関連分野に関する基礎資料の収集 (6) 研究会の開催 作業は概ね順調に進んでおり、所定の目標にはおおむね到達することができた。最終年度となる平成23年度は、前年までの研究成果を統合し、本研究の最終的成果の完遂を目指す。11月にパリ第三大学教授Daniel Delbreil氏を招聘し、ワークショップや講演会を開催し、社会に向けて本研究を公表するとともに、研究成果を論文の形でまとめたいと考えている。
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Research Products
(6 results)
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[Presentation] 映画は、今?2010
Author(s)
伊藤洋司, 山崎冬太, 阿部宏慈
Organizer
日本フランス語フランス文学会東北支部大会
Place of Presentation
秋田大学
Year and Date
2010-11-13
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