2010 Fiscal Year Annual Research Report
多読教材とウェブ支援による多段ユニット式英語トレーニング法の実験評価研究
Project/Area Number |
21520560
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Research Institution | Iwate University |
Principal Investigator |
尾中 夏美 岩手大学, 国際交流センター, 准教授 (50344627)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三論 譲二 岩手大学, 工学部, 准教授 (60125664)
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Keywords | e-ラーニング / コンピュータ支援学習 / 英語教育 / 速読教育 / 多読教育 |
Research Abstract |
本研究は、日本の大学生が英語で書かれた文章の読解力や速読力を増強できるように、難易度別多読用教材を活用しながら、内容の理解度判定だけでなく、読書前課題、読書後の理解度チェックと速読トレーニング、そして一定の理解度が満たされなかった場合の再チャレンジ支援としての「特訓道場」からなる多段ユニット式英語トレーニング法(MSUERT : Multiple Step Units for English Reading Training)の開発実験評価により、英語速読学習支援のための先進的研究を目的とする。 2年目にあたる今年度は、2レベル(ヘッドワード600語レベルと1000語レベル)において読書前課題(語彙問題、文法問題)、速読トレーニング用課題、特訓道場用の作題(語彙補強問題、文法補強問題、内容理解支援のための文脈問題)をして、初年度に完成していた第1回読書後課題と第1回目で80%以上の成績を出せなかった学習者が、「特訓道場」で支援を受けた後、再度同じ本を読んでから実施する第2回読書後課題(語彙問題、文法問題、文脈問題、速読問題)とをすべて合体してユニット化した。今年度合計34タイトル分のユニットが完成し、タグづけが完了した。さらにコンテンツを充実させるためにヘッドワード1500語レベル13冊の読書後課題の作題も完了した。 システムに関しては、今年度多読教材のWeb版貸出管理システムを開発し、運用実験を行ったところ、パソコンによる管理処理が煩雑であり、改善が必要であることが分かった。また、読書前課題、第1回読書後課題、特訓道場用、および、第2回読書後課題を、iCampus評価システムにアップロードし、学生3名による評価実験を行うことができ、多読教材の貸し出しから能力評価まで、一貫して実験できる体制が確立し、次年度の詳細な評価研究に結びつく準備ができた。
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Research Products
(2 results)