2010 Fiscal Year Annual Research Report
国際協力現場で求められる統合的英語力育成のためのブログラムの構築と実践
Project/Area Number |
21520611
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Research Institution | Kinki University |
Principal Investigator |
新田 香織 近畿大学, 総合社会学部, 教授 (10258064)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
白川 泰旭 近畿大学, 経営学部, 教授 (50259553)
トーマス・チャールズ クック 近畿大学, 農学部, 准教授 (30460926)
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Keywords | 英語教育 / 国際協力 / ESP教材開発 / 開発教育 / 英語発音指導 / ESPにおける語彙・文法指導 |
Research Abstract |
本研究の今年度(2年目)の作業は、昨年度集めたデータの分析、関連資料の調査と分析、さらに補足データの収集、そしてプログラムで使用予定の教材の概要の決定と見本ユニットの作成を実施した。また、来年度に実施予定である学生被験者による社会調査の現場の決定と受け入れ現地の村長や役場の役人との打ち合わせも行った。 10月22日から24日まで、国際NGOアイユーゴー主催の「4カ国合同セミナー」が神戸と香川で実施された。ベトナムから3名、タイから1名を招待して、京都大学・神戸大学・神戸学院大学・近畿大学の学生及び教員が参加し、それぞれの地域での問題提起と議論を行った。日本人学生による英語プレゼンテーション、さらにディスカッションへの参加を観察することで、本研究に必要な要素を確認することができた。 補足データの収集のために、1月には東京とベトナムに赴いた。単なる革語力ではなく、「統合的英語力」の育成ということで、東京では開発教育に関する資料を集めた。自己開発も含めた視点を持つプログラムにする予定である。ベトナム出張では、実際に学生が社会調査を行う現地の視察を行った。雨期を避けるために、当初予定していた2011年8月ではなく、2012年2月に現地へ赴くことが決定した。 現地ではベトナムダラット大学の教員も合流し、「ベトナム側から5人程度、日本から5人程度の学生が2011年後期から同じテキストを使用して学習を進めること」、「スカイプやemailを用いた交流を実施すこと」、そしてベトナム人学生と日本人学生が合同で2月の現地調査を行い、現状の問題点と解決策をベトナムダラット大学にて発表すること」、さらに「プログラムを改善するための議論を継続すること」などを決定した。 現地の村長から、英語を話せない村の学生も社会調査に参加させたいという要望もあった。言葉の壁をどのように克服して、実のある社会調査ができるか期待したい。
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Research Products
(5 results)