2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21520628
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Research Institution | Dokkyo University |
Principal Investigator |
クロフォード マイケル Dokkyo University, 外国語学部, 准教授 (80360957)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上山 恭男 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (50118189)
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Keywords | 弱形 / 頻度調査 / 米語口語 |
Research Abstract |
本研究の目的である米口語における弱形の頻度調査を行うために、調査対象とする弱形を事前に選定する必要がある。しかし、弱形に関する先行調査は比較的少なく、幅広く使われているタイポロジーがないため、調査対象とする弱形の選定は困難である。そこで平成21年度の主な研究作業は、弱形を選定する準備に集中し、以下の通りに行った。 1. 弱形の聞き取りや発音を取り扱う国内外の学習書・教科書および言語学・応用言語学の専門書を合わせておよそ40冊集めた。 2. 集めた図書に含まれている弱形を調査し、それらについて以下の項目で構成されるデータベースを作成した。(1)弱形に関する項目:言語的環境(linguistic context)、変化している音声や単語、種類(音脱落、同化、連結、弾音化等)。(2)図書に関する項目:タイトル、頁番号、種類(教科書、専門書等)、出版社、出版年、使用言語(日本語又は英語)。 現在、データベースはほぼ完成し、次年度に調査対象とする弱形を最終選定している最中である。データベースに収載されている弱形の種類は現在130前後であり、その中から20-30個の形式を選定する予定である。 データベース作成と並行に、次年度に利用する学術的英語コーパス(MICASE)の電子トランスクリプトを整理し、アノテーション(注釈)を付加する準備を行った。トランスクリプトはスピーチイベントごと(講義、発表、ゼミ、ディスカッション等)に分け、コーパス分析ソフトで分析できるよう準備した。
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