2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21520630
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Research Institution | Asahikawa Medical College |
Principal Investigator |
内藤 永 旭川医科大学, 医学部, 教授 (80281898)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柴田 晶子 専修大学北海道短期大学, 商経社会総合学科, 教授 (40289690)
山田 恵 北海道薬科大学, 薬学部, 教授 (40326559)
竹村 雅史 北星学園大学, 短期大学部, 教授 (60353215)
三浦 寛子 北海道工業大学, 未来デザイン学部, 准教授 (60347755)
坂部 俊行 北海道工業大学, 空間創造学部, 准教授 (70337062)
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Keywords | ESP / 実務英語 / 事例研究 / ジヤンル分析 / 語彙分析 / タスク分析 / 電子メール / ビジネスレター |
Research Abstract |
本研究では、業務内容が比較的単純であり、商取引の一連の手続きが少数の社員に集中している小規模事業所を研究対象として、海外取引で使用される実務英語を包括的に調査し、貿易実務に最低限必要な英語を語彙・文法・タスクの観点から記述することを目的とした。平成22年度は、海外進出のための法的規制が比較的少なく、日本から進出する企業が多いシンガポールを中心に調査、言語データの収集を行った。具体的には、札幌市とシンガポールで開催された各種商談会の(参与)観察、日本商品を取り扱うシンガポールとオーストラリア現地卸業者の貿易オペレーションの状況を調査、シンガポールで海外店舗を持つ企業のオペレーションに店員として参与観察、シンガポールとインドネシアに進出した企業の現地社員に対するインタビューを行った。以上の一連の調査を通じて、海外展開が比較的円滑に行われているところでは、極めて簡単な英語を駆使して、積極的にコミュニケーションを図っていることが観察された。一方、通訳者を挟む場合には、時間的なロスが大きいこと、専門的な内容については通訳の限界があること、だれが通訳者となるかで意思疎通の状況にばらつきがあることが判明した。基本的な交渉を円滑に進めるためには、非常に基本的な英語運用能力に加えて、商品を説明する基本用語の準備、そして相手国を取り巻く環境、法律、文化、習慣などの理解、さらには、貿易の一連の流れを念頭に置いた対話が重要であることが明らかとなった。
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Research Products
(1 results)