2010 Fiscal Year Annual Research Report
英語学習者および日本語学習者の言語意識に関する基礎的研究
Project/Area Number |
21520648
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Research Institution | Konan Women's University |
Principal Investigator |
梅原 大輔 甲南女子大学, 文学部, 教授 (70232907)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
冨永 英夫 兵庫県立大学, 経済学部, 教授 (10180176)
児玉 一宏 京都教育大学, 教育学部, 准教授 (40340450)
菅井 三実 兵庫教育大学, 学校教育学研究科, 准教授 (10252206)
森 篤嗣 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 日本語教育基盤情報センター, 研究員 (30407209)
森山 卓郎 京都教育大学, 教育学部, 教授 (80182278)
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Keywords | 第二言語習得 / 日英語対照 / 認知言語学 / 英語教育 / 日本語教育 / 言語意識 |
Research Abstract |
平成22年度はグループの会合を重ねる中、主として23年度に日本とオーストラリアで実施する予定の本調査についての準備研究を進めた。 1 学習者が外国語学習の過程で学習中の言語(中間言語)に対してどのような意識を持っているのか、というモデルの構築に向け、引き続き、認知言語学、英語教育、日本語教育、日英語対照言語学の研究動向について資料収集するとともに、研究協力者がそれぞれの分野で研究を進め、情報交換を行った。認知言語学をふまえて、用例ベースの処理と規則ベースの処理が一人の学習者の中で併存しているモデルを援用し、外国語学習者の中間言語をモデル化することを目指している。 2 学習者の言語意識に対する研究手法、評価方法についての情報収集、情報交換を引き続き行い、客観的テストとインタビューとを組み合わせる方法の有効性を検討した。(未発表) 3 前年度に引き続き、日本人の英語学習者が英語の受動文に対して持つ文法性の意識を大学生の被験者に対して行った。文法性判断テストと事後のインタビューを通して、文の文法性判断がどの程度意識的に行われるか、どの程度安定的であるのか、母語の影響はどのように見られるのか、といった点を評価することを目指している(未発表)。 4 情報公開のためのウェブサイトを構築し、外国語教育論の背景、学習者の言語意識に関する研究のまとめ、英語教育を中心とする外国語教育への提案を一般に公開した。随時コンテンツを拡充する予定である。
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Research Products
(3 results)