2011 Fiscal Year Annual Research Report
ヴオルガ・ドイツ人のドイツ移住とアメリカ移住――19世紀末?1990年代
Project/Area Number |
21530347
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
鈴木 健夫 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (30063746)
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Keywords | ヴォルガ・ドイツ人 / 移住 |
Research Abstract |
1.課題:本研究の第一年度(平成21年度)には、ドイツおよびアメリカ合衆国・カナダへの出張を行い、ヴォルガ・ドイツ人の主として第二次世界大戦前のドイツ移住おやびアメリカ合衆国・カナダへの歴史的移住について関連資料を収集し、それらの分析を進め、第二年度(平成22年度)には、ドイツおよびアルゼンチンへの出張を行い、主として第二次世界大戦後のドイツ移住およびアルゼンチン移住への歴史的移住について関連資料を収集し、それらの分析を進めてきた。本年度は、過去二年間の分析を継続・深化させ、本研究の成果をまとめることを課題とした。 2.作業と成果:ドイツ移住については、論文のタイトルを「ヴォルガ・ドイツ人の祖国ドイツへの移住」とし、構成は「I.歴史的概観-第一次世界大戦・大飢餓・農業集団化・ソ連邦崩壊、II.第二次世界大戦前の移住、III.ソ連崩壊後の大量移住、補論牧師シュロイニングの生涯と活動」と定め、執筆を進めた。 南北アメリカ大陸への移住については、論文のタイトルを「ヴォルガ・ドイツ人の新天地アメリカへの移住」とし、構成は「I.ロシア政府のロシア化政策、II.アメリカ合衆国・カナダへの移住、III.アルゼンチンへの移住」と定め、執筆を進めた。 上記いずれも三分の二程度の第一稿を書き上げており、完成に向けてさらに執筆をつづける予定である。 なお、本研究の成果の一部として、2012年6月16日に、American Historical Society of Gemans from Russiaの2012年度大会(於ポートランド)に於いて、ヴォルガ・ドイツ人のアルゼンチンへの移住に関連した研究報告(Communal Life among the Volga Germans in Argentina in the Early Years)を行う。
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