2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21531020
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
山口 恒夫 信州大学, 教育学部, 名誉教授 (60115384)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 知音 信州大学, 教育学部, 教授 (20291388)
鷲塚 伸介 信州大学, 医学部, 准教授 (60313855)
上村 惠津子 信州大学, 教育学部, 教授 (30334874)
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Keywords | 発達障害 / 大学生 / ニーズ調査 / 学生支援 / メンタルヘルス |
Research Abstract |
自閉症スペクトラム障害(以下ASD)と注意欠陥多動性障害(以下ADHD)の傾向に関わる困り感と支援ニーズを把握するための質問紙を実施し、その特徴及び精神的健康度との関連を検討した。 【方法】ASD困り感質問紙(山本・高橋,2009)とADHD困り感質問紙(岩渕・高橋、2009)は既存の自己評価質問紙の項目に加え、事例報告論文、当事者の手記等から行動特徴、困難経験を表す記述を抜き出したものを項目化し、それらの困り感を4段階評価で問う質問紙であった。ASD困り感質問紙は2つの下位尺度、ADHD困り感質問紙は8つの下位尺度からなっていた。これらの項目に加え、相談を希望するかどうかを問う項目が含まれていた。信州大学全学部1年生の必修授業受講生を対象に実施した。 【結果】困り感質問紙の精神的健康度との関連が示されると共に、UPIとは異なる学生が相談希望を示しており、困り感質問紙の意義が示された。平成23年度にはこの成果を論文として発表することができた。 また、信州大学では平成22年度に引き続き質問紙を信州大学1年生に実施し、相談希望者との面接を行い、継続的な面接が必要な学生については、学生相談を紹介した。このような実践からも、質問紙の有用性がみとめられた。質問紙に関しては、他大学からの問い合わせも多く、それらの要望に応えられるように質問紙実施マニュアルを作成した。質問紙実施マニュアルには、開発の経緯と信頼性妥当性の情報、集計表と、結果の解釈がまとめられている。
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Research Products
(5 results)