2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21531040
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Research Institution | Kushiro National College of Technology |
Principal Investigator |
松崎 俊明 釧路工業高等専門学校, 一般教科, 准教授 (50331955)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三島 利紀 釧路工業高等専門学校, 一般教科, 教授 (70321370)
大槻 香子 釧路工業高等専門学校, 建築学科, 助手 (20240426)
松尾 秀樹 佐世保工業高等専門学校, 一般科目, 教授 (70270379)
堂平 良一 佐世保工業高等専門学校, 一般科目, 准教授 (80290831)
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Keywords | 特別支援教育 / 発達障害 / 就労支援 / 情報共有 |
Research Abstract |
入学手続き時に、障害等の学校生活で予想される困難を申告してもらい、その情報を守秘義務を守りながら全教員へ周知する方法は確立した。次の段階として、支援対象学生のその後の生活を見守り、情報を記録し、進級時に次の担任へどのように引き継ぐべきかが課題として浮かび上がってきた。 全国高専の情報を収集し、個人情報の保護のために情報を断片化して整理している。 発達障害への支援は全国的に学校体制の構築へ向けて動いている様子だが、その他に肢体不自由、視覚・聴覚障害、精神疾患等、多様な学生が在籍しており、彼らへの支援方法のあり方に教育現場が苦慮していることが分かった。また、障害への対応の切っ掛けにより、全学的な取り組みになる場合もあれば、担任レベルの個人の努力にとどまっている場合もあり、全国高専としてどのようなスタンスに立つべきか議論の余地が残っている。 障害を持つ学生への支援としては、実際の在学生の学年から、就労よりも修学に軸足を置いた実地研究となった。特命教授によるチーム・ティーチングは、支援対象学生の授業中の問題行動を未然に防止できただけではなく、その他の学生に対しても良い影響を与えていたようである。また、生活スケジュールの確認、個々の認知特性に応じた学習方法の個別指導等も試行した。学校生活の中心である「学習」を通して信頼関係を確立し、その上で日常の様々な課題について示唆を与えるというのは、学習障害の傾向を持つ学生達へのナチュラルなサポートのあり方ではないかと思われ、23年度も継続して行ってゆく予定である。
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Research Products
(1 results)