2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21531040
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Research Institution | Kushiro National College of Technology |
Principal Investigator |
松崎 俊明 釧路工業高等専門学校, 一般教育科, 准教授 (50331955)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三島 利紀 釧路工業高等専門学校, 一般教育科, 准教授 (70321370)
大槻 香子 釧路工業高等専門学校, 建築学科, 助教 (20240426)
松尾 秀樹 佐世保工業高等専門学校, 一般科目, 教授 (70270379)
堂平 良一 佐世保工業高等専門学校, 一般科目, 准教授 (80290831)
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Keywords | 特別支援教育 / 学内体制 / 情報共有 |
Research Abstract |
国立高専機構が取りまとめた実態調査や対応事例が匿名性を持ちながら高専関係者限定で公開された。高等専門学校での特別支援教育の現状としては,8割近くの学校において何らかの体制が作られていた。その多くは特別支援教育委員会を設置し,その下部組織としてサポートチームが組まれるというケースである。しかし,その多くは発達障害の学生を念頭に置かれたものであり,様々な障害種に関してはあまり検討されていない。今後は,様々な障害種の学生へのサポートをも視野に入れた学校経営が期待される。 国立高専機構が公開した発達障害を持つ学生の対応事例集のコンセプトは「各高専で対応した事例を共有することで,全国高専としての教育の質向上」を目指すものであり,類似のケースを抱えた担当者が機構を通して先行事例の担当者とコンタクトが取れるようにするという,「情報共有」と「個人情報の守秘」の両立を目指していた。しかし,その存在の認知度は低く,またかなり限られた抽象的な情報であり,先行事例を検索するには不十分であった。一方,H23-24年度に中国地区の8高専が連携して教育力向上プロジェクトを推進していたが,8高専が連携するために活用された「学生支援情報シート」は高専教育における重要なキー項目が「学業成績」「学内支援」「外部機関」「診断」「生活」「対人」「学習」 と整理されており,担当者の実感としてだが事例を参照したり具体的な事例の支援策を協議する際に有用であったと報告されている。 中国地区において使用された「学生支援情報シート」を元に,単純な事例の集積ではなく,的確なキー項目を設定したうえで,国立高専機構が情報をデータベース化するのが現実的な情報共有方法であると結論づけた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)