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2010 Fiscal Year Annual Research Report

交通まちづくりとしての放置自転車対策に関する研究

Research Project

Project/Area Number 21560564
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

土井 勉  京都大学, 工学研究科, 特定教授 (30388805)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 冨田 安夫  近畿大学, 理工学部, 教授 (60237120)
Keywords交通計画 / 交通まちづくり / 自転車交通 / 総合交通政策 / 交通需要マネジメント
Research Abstract

従来から行われている放置自転車の撤去とマナーキャンペーンだけでは,放置自転車を大きく減少させることには限界がある.そこで自転車利用の実態に即した駐輪場,他の手段への転換可能性の把握,コミュニティサイクルなど方策を地域の状況に合わせて組み合わせる総合的な政策が必要である.本研究では,こうした考え方にもとづき,自転車利用の実態をパーソントリップ調査のデータ分析などを用いて確認し,他の交通手段への転換可能性などの検討を行った.パーソントリップ調査は自転車の利用目的と移動の把握や駐輪場所を把握することが出来る特徴がある.堺市を事例として分析を行ったが,駐輪時間分布に応じた柔軟な駐輪場施策を実施することが期待できることが明らかとなった.
また,昨年度実施した欧州におけるコミュニティサイクルの実態調査や我が国におけるレンタサイクル事業などから,導入にあたっては地域の自転車利用特性を十分に把握する必要があることが認識できた
IT技術を用いて,短時間駐輪と長時間のものについて課金を変更する駐輪システム(長時間のものを多く課金する)の利用実態調査を行った.その結果,駐輪場の利用者の回転率が上がり,放置自転車の削減に繋がることを把握した.また,こうしたシステムの利用者からも,柔軟な課金システムについては好感を持って認知され,放置自転車の減少につながることが明らかとなった.

  • Research Products

    (5 results)

All 2010

All Journal Article (5 results)

  • [Journal Article] 交通まちづくりとしての放置自転車対策~欧州のコミュニティサイクル導入から考える~2010

    • Author(s)
      土井勉
    • Journal Title

      神戸国際大学経済経営論集

      Volume: 第30巻 Pages: 33-62

  • [Journal Article] 電動自転車レンタサイクル社会実験から得られた実務的知見から「丹波篠山えこりん」が私たちに教えてくれたこと~2010

    • Author(s)
      大田香織, 西田純二, 土井勉, 上善恒雄, 山室良徳
    • Journal Title

      土木学会:土木計画学研究・講演集

      Volume: No.40(CD-ROM配布)

  • [Journal Article] 総合交通政策としてのコミュニティサイクル2010

    • Author(s)
      西田純二, 土井勉, 上善恒雄, 金野幸雄, 山室良徳
    • Journal Title

      土木学会:土木計画学研究・講演集

      Volume: No.40(CD-ROM配布)

  • [Journal Article] パーソントリップ調査データを用いた自転車交通の実態把握に関する研究2010

    • Author(s)
      西田純二, 土井勉, 松本直也
    • Journal Title

      2010年度都市計画学会関西支部発表会講演概要集

      Pages: 21-24

  • [Journal Article] IT技術の活用による24時間無人駐輪場を中心とした駐輪マネジメントの事例分析2010

    • Author(s)
      冨田安夫, 土井勉, 芥川善典
    • Journal Title

      土木学会:土木計画学研究・講演集

      Volume: No.41(CD-ROM配布)

URL: 

Published: 2012-07-19  

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