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2009 Fiscal Year Annual Research Report

中世後期における上層民家史の研究

Research Project

Project/Area Number 21560678
Research InstitutionHiroshima International University

Principal Investigator

藤田 盟児  Hiroshima International University, 工学部, 教授 (20249973)

Keywords中世 / 民家 / 政所 / 町家 / 放射性炭素
Research Abstract

本年度は、研究開始の年に当たるので、PCや関係図書の購入など研究調査環境の整備と、来年度行う現地調査の準備を行った。準備した調査は、1、滋賀県の葛川明王院の政所、2、広島県廿日市市宮島の町家、3、広島県福山市の鞆浦の町家、である。1は中世の在地領主住宅に関係が深い建物であり、2は吹き抜けになったオウエという居室をもつ中世後期の町家の形態を残す町家であることから調査対象とした。3も、宮島門前町と同様に中世後期の民家の様相を残す町家群である可能性があることから、都市史的調査を行い、中世港湾都市部を把握することを今年度の目標とした。
1、明王院政所については、村田信夫氏を調査協力者に撰定し、彼を通じて葛川明王院の所有者である延暦寺の副執行に調査許可を申請し、村田氏に事前調査(略平面図の作成と史料所在地の確認)を依頼した。2、宮島の町家調査については、武蔵大学研究所の中尾七重氏を調査協力者に撰定し、放射性炭素測定による建造年代測定の方法について事前打ち合わせを行った。また、古いと推定される町家3件について、廿日市市を通じて資料採取依頼をかけ、調査日程を調整中である。3、鞆の浦の町家調査については、高原健一郎氏を調査協力者に選定し、元禄時代の地割復原図の作成を依頼した。元禄時代の地割が復原されたので、これを基にして来年度の調査範囲を検討中である。

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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