2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21560862
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Research Institution | National Institute for Fusion Science |
Principal Investigator |
吉村 泰夫 National Institute for Fusion Science, 大型ヘリカル研究部, 助教 (90300730)
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Keywords | プラズマ・核融合 / プラズマ加熱 / 電子バーンシュタイン波 / 大型ヘリカル装置 / 高密度 |
Research Abstract |
平成21年度は、核融合科学研究所の大型ヘリカル装置LHDにおいてモード変換電子バーンシュタイン波加熱を実現するための真空容器内ミラーの配置・形状について詳細な検討を行った。 LHDに既設の8系統の電子ナイクロトロン波ビーム入射システムの中から、アンテナ配置・アンテナ可動範囲・入射可能電力などの観点から、アンテナ可動範囲が広く大電力入射が可能な2-0ポートからの77GHz電子サイクロトロン波入射システムを利用することとした。この既設2-0ポート入射システムからのビーム入射位置がプラズマ中心よりも垂直方向下側に位置することから、新ミラーによる反射ビームがよりプラズマ中心側への軌道を取るように、新設する真空容器内ミラーは真空容器内上部に設置することとした。大半径方向の設置位置については、様々な放電条件におけるプラズマ境界の位置と形状を検討し、新設ミラーとプラズマとの間の安全距離を確保した上で反射ビームが高磁場側からプラズマ中に入射可能な配置としてミラー中心を大半径方向位置R=4.2mとし、大半径方向40cmトロイダル方向20cmの大きさのミラーとした。また反射ビームのプラズマへの入射方向に自由度を持たせるために、大半径方向にもトロイダル方向にも2方向のビーム方向選択が出来るよう、角度の異なる3枚の平面ミラー(20cmx20cm、20cmx10cm、20cmx10cm)を組み合わせた形状とした。
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Research Products
(5 results)