2010 Fiscal Year Annual Research Report
患者中心医療を促す医師・医学生のEmotional Intelligence分析
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21590550
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
石井 誠一 東北大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (60221066)
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Keywords | 医学教育 / emotional intelligence / 患者中心医療 / 情意的領域 / プロフェッショナリズム |
Research Abstract |
本研究は医学科学生を対象としてEmotional Intelligence(EI)という概念に基づき、情意的領域の能力を分析することを目的とした。新たな研究目的として、医学教育において重視されている医師のプロフェッショナリズム関する国際比較調査をH22年度に企画した。 H22年度の成果は以下の通りである。 (1)EI分析として、H22年9月に医学科1年生を対象にEQSというEI分析シートを用いた調査を行った。 調査は自由参加で回答は匿名とした(回答数約120)。 (2)医学科1年次の早期医療体験実習に紅いて、医師を志す理由についてグループ討論を行った。この際、各学生が医師を志す理由を30ずつ書き出し、さらに相互にコメントを加えた。記載は匿名とした。この記載用紙のうち当該学生の同意を得たもののみ回収した。のべ3,000以上の手書き文が得られ、これをタイプして電子情報化してテキスト・マイニング法で分析することとした。 (3)医師のプロフェッショナリズムに関する国際共同研究として、ドイツのフライブルク大学医学部のDr.Goetz Fabryと共同で、医学科新入生を対象とする意識調査(Professionalism Exercise)を企画した。プロフェッショナリズムに関する質問項目を既出論文から転用し、その邦訳版を用意した。調査をH23年4月に実施する予定とした。本調査に当たり施設内の倫理委員会に審査申請した。
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