2010 Fiscal Year Annual Research Report
難治性心房細動に対するカテーテル治療の評価法および再発予測因子に関する研究
Project/Area Number |
21590891
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
伊藤 誠 滋賀医科大学, 医学部, 准教授 (70159911)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
芦原 貴司 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (80396259)
伊藤 英樹 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (30402738)
小澤 友哉 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (20584395)
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Keywords | 心房細動 / カテーテル治療 / ホームモニタリング / 遺伝子 |
Research Abstract |
平成21年度は器質的心疾患を有さない発作性および持続性心房細動(AF)に対するカテーテルアブレーションによる肺静脈隔離術(PVI)を行い,初回のPVI後の再発規定因子につき検討を行った結果,拡張期血圧および血中エンドセリンが再発率と関係していたことを報告した(Heart Rhythm.2009;6:725-30). 平成22年度は,血圧,左房径,左房圧,神経体液性因子などの再発因子の有無とAF再発を検討した結果,これらの要因の1因子だけからだけではPVI後のAF再発を予測できないことが分かった.そこで,これらの各因子を点数化しその総和から再発リスクを層別化してAFの再発を予測できるかを今後は前向きに検討する方針である. 一方,カテーテル先端から生理的食塩水を流出させることによってカテーテル先端電極を冷却し高周波通電による焼灼効果を上げるイリゲーションカテーテルが21年度から本邦でも使用できるようになった.イリゲーションカテーテルを用いた初回AFアブレーション後のAF再発率は3ヶ月後9%,6ヶ月後13%であり,非イリゲーションカテーテル(先端電極長8mm)の再発率(3ヶ月後33%,6ヶ月後37%)と比べて有意に低下していた.この成績は第27回日本心電学会(平成22年10月8日)で報告した.イリゲーションカテーテルによるAFアブレーションの有効性は高く,再発因子との関係は非イリゲーションカテーテルと異なることが予想されるため,今後再検討する方針である.
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Research Products
(10 results)
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[Presentation] Latent genetic backgrounds and molecular pathogenesis in acquired long QT syndrome with distinct arrhythmic triggers..2010
Author(s)
Itoh H, Oka Y, Ding WG, Sakaguchi T, Kimura H, Mizusawa Y, Miyamoto A, Wu J, Ohno S, Makiyama T, Ito M, Matsuura H, Horie M
Organizer
AHA Scientific Sessions 2010
Place of Presentation
Chicago Illinois U.S.A
Year and Date
20101114-20101117
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