2011 Fiscal Year Annual Research Report
非侵襲的アプローチによるストレスモニタリングと児に優しい周生期医療に関する研究
Project/Area Number |
21591413
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
長沖 周也 金沢大学, 附属病院, 講師 (70361996)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷内江 昭宏 金沢大学, 医学系, 教授 (40210281)
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Keywords | 新生児 / バイオピリン / 酸化ストレス / モニタリング / 非侵襲的 / heme oxygenase |
Research Abstract |
これまでの研究で、下記の結果が得られた。 1)HO-1と血管内皮機能; HO-1が血管機能、特に凝固・線溶系の機能制御に重要な役割を果たすことが示された。TNF-αによる誘導される組織因子(Tissue factor ; TF)やPAI-1(plasminogen activator inhibitor type 1)の産生がHO-1ならびにCOによる強く抑制されることが明らかにされた。 2)多様な病態における血清サイトカインプロファイリング; 種々の炎症性疾患における血清サイトカインプロフィールを解析した。その結果、血球貪食症候群においてはIL-6、neopterin、IL-18などが増加していることが示された。一方で、回復期のプロフィールはHLHの発症要因となる基本病態により差がある可能性が示唆されている。例えば、全身型若年性特発性関節炎のような病態では、急性炎症病態が終息しても、IL-18の高値のみが遷延するが、EBV-HLHでは全てのサイトカインはほぼ一様に正常化する。これらの違いはHLHを発症するに至る病態の違いを反映していると考えられ、その詳細は現在解析中である。この成果の一部はすでに論文となっている。
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Research Products
(1 results)