2011 Fiscal Year Annual Research Report
形態と機能画像法による脳変性疾患の統合的解析のその臨床応用
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21591589
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Research Institution | National Center of Neurology and Psychiatry |
Principal Investigator |
佐藤 典子 独立行政法人国立精神・神経医療研究センター, 病院・放射線診療部, 部長 (10322017)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
有馬 邦正 独立行政法人国立精神・神経医療研究センター, 病院・第一精神診療部, 部長 (20250227)
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Keywords | 変性疾患 / MRI / 脳血流 / 拡散テンソル / ASL |
Research Abstract |
この研究は様々な変性疾患を対象に、MRI・脳血流SPECTの検査を行い、画像解析することで、各モダリティーの結果を比較し、また経時的変化の評価やfollow upの指標も提示することが目的である。MRI検査ではシークエンスに加え、拡散テンソル画像、磁化率強調画像、形態計測のための3DT1のvolume dataを撮像した。また脳血流SPECTではテクネシウム(^<99m>Tc)-L,L-ethyl cysteinate dimmer(ECD)を用いた。現在まで30例のアルツハイマー病、33例のパーキンソン病、12例のMSA-P、9例のMSA-C、7例のDLB、7例の皮質基底核変性症でMRIと脳血流SPECTの検査を行った。また12例の筋萎縮性側索硬化症、7例の筋ジストロフィー病のMRI検査を行った。それぞれの症例のMRIの3DT1WIをSPMのソフトにて灰白質、白質、脳脊髄液のsegementationを施行した。MRI拡散テンソルではDTI Studioのソフトにて全脳のFA map,MD mapを作成した。MRI磁化率強調画像の視覚的評価を、各症例の歯状核、赤核、黒質、淡蒼球、被殻、尾状核、運動皮質で行い、スコアーをつけた。脳血流SPECTでは大脳の脳血流量を測定し、定量と定性の画像を作成した。さらに23年度は3TのMRI機種も導入され、従来の1.5TMRIでは撮像できなかった非侵襲的脳血流測定法ASL(arterial spin labeling)の検査を、psudocontinuaus法を用いて定量化することを正常コントロールで信頼できるデータを得られることを確認し、本年度5例のDLB患者と13例の多発性硬化症患者のデータを取得することができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
MRIでの新しい撮像方、非侵襲的脳血流測定法ASL(arterial spin labeling)の導入が順調だったため。
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Strategy for Future Research Activity |
臨床、MRI等の画像検査を施行し、画像のデータ解析を行う。今年度は最終年度であるために、データ蓄積は上半期で終了し、画像処理、解析とまとめを中心に行う。
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Research Products
(4 results)