2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21591793
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
天野 純 Shinshu University, 医学部, 教授 (20138283)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福井 大祐 信州大学, 医学部, 講師 (80359728)
和田 有子 信州大学, 医学部, 助教 (30419410)
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Keywords | 心臓腫瘍 / 心臓粘液腫 |
Research Abstract |
良性腫瘍、悪性腫瘍、転移性腫瘍、それぞれについて臨床診断、発見契機など疫学的背景、発生部位(転移性腫瘍については原発巣、他部位への転移の有無など)、選択された治療や転帰などについてアンケートを作成した。特に最も頻度の高い心臓粘液腫については別個に組織学的特徴や術前血液検査結果、術前画像検査、合併症、合併疾患についても詳細に記載してもらうものとした。このアンケートを日本循環器学会関連施設952施設および日本循環器学会研修関連施設297施設、日本胸部外科学会心臓血管外科施設541施設に送付し、平成20年度に当該施設で経験した心臓腫瘍(原発、転移、良性、直接浸潤含む)について記載してもらった。 日本胸部外科学会心臓血管外科施設541施設のうち、213施設より回答を得(回収率39%)、症例数としては334症例についての回答を得た。 日本循環器病学会関連施設1249施設については日本胸部外科学会心臓血管外科施設との重複もあり89施設からの回答にとどまったが、手術が選択されず保存的加療のみ行われた症例など164症例についての詳細なデータを得ることができた。全体での回収率は17%にとどまったが、極めて稀な疾患についての報告も寄せられており、これらについては別途詳細な報告をえる予定である。 これをもとに新たなアンケートを作成し、H21年度の症例経験について再度アンケート送付を行った。これらについては現在集計中である。
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