2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21591897
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Research Institution | National Institute for Longevity Sciences,NCGG |
Principal Investigator |
酒井 義人 National Institute for Longevity Sciences,NCGG, 長寿医療工学研究部, 研究員 (70378107)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松山 幸弘 名古屋大学, 医学研究科, 准教授 (20312316)
今釜 史郎 名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (40467288)
若尾 典充 名古屋大学, 医学部附属病院, 医員 (80528802)
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Keywords | 脊椎脊髄病学 / 腰痛 |
Research Abstract |
近赤外分光器(near infrared spectroscopy ; NIRS)の腰背筋血流低下のデータが腰痛と関連するかを検証する目的で以下の研究計画を立て、データ収集を開始した。腰椎変性疾患における手術患者の術前後において、腰部多裂筋の電気生理学所見、筋血流動態を計測し、術前後の腰痛につき各種自覚および他覚評価を行った。電気生理学的検査として、腰椎伸展および屈曲時における表面筋電図、筋音図を、筋血流動態としてNIRSを用いて腰椎伸展・屈曲15秒間における酸素化ヘモグロビン、脱酸素化ヘモグロビン、組織酸素化率を計測し、解析ソフトを用いコンピューター上でデータ管理した。また筋虚血の指標となる筋硬度についても筋硬度計を用い、術前・術中・術後で計測した。腰痛評価法として、日本整形外科学会腰痛判定基準(JOAスコア)、Roland-Morris Questionnaire(RDQ))、visualanalogue scale(VAS)、QOL調査としてBarthel index、SF-36、EQ-5Dをそれぞれ術前・術後2週・3ヶ月・6ヶ月・12ヶ月で評価した。また腰背筋血流の動脈硬化の影響を評価するため、術前ABIおよびTBIを計測した。画像評価として、単純レントゲンにおいてL1-S1可動域および前弯角、仙骨傾斜角の術前後の変化、腰椎MRIにおけるL4/5高位での多裂筋及び脊柱起立筋の断面積を左右別々に計測した。以上、研究プロトコールを作成し当研究センターにおける倫理・利益相反委員会に提出し承諾を得た後、データベースを作成し、現在30例のデータ収集を開始、3年間で200例を目標としている。
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Research Products
(12 results)