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2009 Fiscal Year Annual Research Report

プロテアーゼ群による運動機能の制御機構

Research Project

Project/Area Number 21591899
Research InstitutionKobe International University

Principal Investigator

小林 俊博  Kobe International University, リハビリテーション学部, 准教授 (40153621)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 三井 真一  高知大学, 教育研究部医療学系, 准教授 (20295661)
Keywords運動障害 / セリンプロテアーゼ / モトプシン / スピネシン / プラスミノーゲンアクチベータ / 遺伝子欠損マウス / 脊髄運動ニューロン / シナプス
Research Abstract

脳内に存在する分泌型セリンプロテアーゼであるmotopsin/neurotrypsinについて遺伝子欠損マウスを用いて脳高次機能との関連を研究している。今回、我々はmotopsin欠損マウスでは社会行動の異常が見られることを報告した。プラズミノーゲンアクチベータ欠損マウスにおいては学習障害をはじめとする種々の行動異常が報告されているが、社会行動に関する報告はなく、また、セリンプロテアーゼインヒビターであるNexinを運動ニューロンで過剰発現させたマウスでは運動障害が見られるのにの対して、脊髄運動ニューロンに発現するプラズミノーゲンアクチベータ欠損マウスではそのような障害が認められないことが知られている。motopsinも脊髄運動ニューロンにも発現しており、プラズミノーゲンアクチベータの欠損をお互いに相補しあっていると考えられる。この点を検討するために、motopsin/neurotrypsin欠損マウスとプラズミノーゲンアクチベータ欠損マウスにおける二重KOマウスを作製条件を検討中である。また、マウス脳の海馬領域におけるmotopsinの局在についてmotopsin抗体を用いて免疫電子顕微鏡下にて可視化した。可視化には二次抗体として金コロイド標識抗体により行った。その結果、motopsinは神経細胞内に局在する小胞状構造に局在する知見を得た。さらに、motopsinの脳組織内に存在する基質の種類を解析するために、神経細胞の破砕液をTriton可溶性画分とTriton不溶性画分に分画する操作を行った。また、液体クロマトグラフィーと質量分析器を用いて得た結果をデータベースをもとにmotopsinの基質を同定する操作条件を検討中である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2009

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results)

  • [Journal Article] A mental retardation gene, motopsin/neurotrypsin. prss12, modulates hippocampal function and social interaction2009

    • Author(s)
      Mitsui S, Osako Y, Yokoi F, Dang MT, Yuri K, Li Y, Yamaguchi N
    • Journal Title

      Eur J Neurosci 30

      Pages: 2368-2378

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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