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2011 Fiscal Year Annual Research Report

自家骨移植による局所的骨再生メカニズムの解明

Research Project

Project/Area Number 21591954
Research InstitutionOsaka City University

Principal Investigator

中村 博亮  大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (60227931)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 寺井 秀富  大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 講師 (20382046)
豊田 宏光  大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 病院講師 (50514238)
Keywords自家骨移植 / 細胞の起源 / Green Fluorescent Protein / 骨形成タンパク / 骨芽細胞 / 破骨細胞 / 新生骨
Research Abstract

Green Fluorescent Protein(GFP)の遺伝子を導入したラット(GFPラット)とwild-typeラット間での3種類の大腿骨自家(同系)移植モデルは、目立った拒絶反応なく確立できた。骨髄を含んだ大腿骨の移植モデルの検討を行った。移植後4日、7日、14日、21日、32日、42日後に標本を摘出し、骨芽細胞および破骨細胞の起源をGFPに対する一次抗体を用いて評価した。骨芽細胞のマーカーとしてはオステオカルシンを、破骨細胞のマーカーとしてはTRAP染色を用いた。新生骨の形成は、7日後より認められ、14日および21日後がピークとなり徐々に縮小していった。骨芽細胞数は、新生骨の形成面積とほぼ同様の推移を示し、破骨細胞数は骨芽細胞の推移よりやや遅れたパターンをとった。骨芽細胞の起源は、7日、14日後は移植骨内の細胞が中心であり、14日後より周囲組織由来の起源であった。移植骨内由来の骨芽細胞は徐々に減ってゆき、42日後ではほぼ全ての骨芽細胞は周囲組織由来の細胞であった。破骨細胞の起源は、7日後ではすべてが移植骨内の細胞由来であり、14日後よりほぼ全ての細胞が周囲組織由来の起源であった。Real time RT-PCR法により、BMP-4の発現は移植後7日から14日まで発現亢進が認められた。In situhybridization法を用いて骨形成に関与するRNAの発現を検討し、移植後7日目には移植骨内の細胞においてBMP-4の発現が認められ、14日目には移植骨内の細胞およびホスト由来の細胞ともにBMP-4の発現が認められた。

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Published: 2013-06-26   Modified: 2014-03-17  

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