2010 Fiscal Year Annual Research Report
ラット舌癌におけるmiRNAの発現プロファイルとエピジェネティクス機構の解明
Project/Area Number |
21592393
|
Research Institution | Asahi University |
Principal Investigator |
田沼 順一 朝日大学, 歯学部, 教授 (20305139)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
仙波 伊知郎 鹿児島大学, 大学院・医歯総合研究科, 教授 (60145505)
|
Keywords | 舌癌 / siRNA / ノチル化 / Real-time PCR / miRNA |
Research Abstract |
本研究はmiRNA発現プロファイルによるmiRNAの選抜、miRNAのエピジェネティクスな発現調節の解明、siRNAのラットおよび培養細胞へ導入よる制御機構の解明を目的としたものである。 miRNA検出と定量の解析にはTaqMan Assayと定量リアルタイムPCRを用います。アプライド社製Step One plus Fast : Real time PCR機器を使用し、miRNAに対して特異性を持つ逆転写プライマーを用いて、個々のmiRNAごとに逆転写反応を行い、この反応により成熟型miRNAを特異的に逆転写する。さらにTaqMan PreAmp Master MixによりターゲットとするmiRNAを特異的に解析実行しました。 また、新規に選抜されたmiRNAと今までに報告されたmiRNAを用いて解析中であります。なお解析する遺伝子は以下の通りである。 癌遺伝子:miR-17-92,miR-21,miR-106a,nmiR-155/BIC,mir-221/222,miR-372/373 癌抑制遺伝子:let-7 family, miR-15a/16, miR-29, miR-34, mir=122a, miR-125b, miR-127 結果より、癌遺伝子20個のmiRNAの発現上昇が見られ、癌抑制遺伝子8個のmiRNA発現低下が見られた。次年度は、これら発現量に大きく差がみられた遺伝子を中心に、エピジェネティックな発現制御機構の解析を実行する予定であります。
|
-
[Journal Article] FGFR4 Gly388Arg polymorphism, TP53 mutation, and their combinations are prognostic factors for oral squamous cell carcinoma.2010
Author(s)
Tanuma J, Izumo T, Hirano M, Oyazato Y, Hori F, Umemura E, Shisa H, Hiai H, Kitano M.
-
Journal Title
Oncology Reports
Volume: 23
Pages: 739-744
Peer Reviewed
-
-