2011 Fiscal Year Annual Research Report
内視鏡位置情報取得のためのナビゲーションシステムの精度向上に関する研究
Project/Area Number |
21592437
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Research Institution | Tsurumi University |
Principal Investigator |
山崎 泰志 鶴見大学, 歯学部, 講師 (60257334)
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Keywords | 根管内視鏡 / ナビゲーション / ファイバースコープ / 3次元モデル / 精度検証 / 画像補正 |
Research Abstract |
歯科用内視鏡ファイバースコープ(FS)はモニター上で距離感がつかみ難く,病変部との位置関係が把握しにくい。歯科用FS先端の位置情報を把握する目的で歯科用FSの根管内ナビゲーションシステムの開発を行った。位置情報の取得および画像情報の採得をし、歯の3次元再構成画像とFSのCADの仮想空間内でナビゲーションシステムの構築を行った.画面上には歯科用FS先端の位置と歯の位置関係がリアルタイムにモニター上に表現され、両者の位置関係が容易に理解可能であった. 被験歯と歯科用FSとのCADの位置情報については,NDI社製光学式位置測定装置を使用した.光学式マーカーを歯科用FSおよび歯列に対して固定し、レジストレーションは、表面上の特徴点を仮想空間上で3点設定して,実物上でそれに相当する点を標点支持用ツールを用いて指示する方法で行った.昨年度は、標点指示ツールを精度の高いものを使用し、レジストレーション時の誤差を少なくした.また、歯のレジストレーションの精度について、対象となる歯のレジストレーション時に設定した3点が非常に狭い範囲であるため,今回は周囲の歯列も含めた広い範囲でレジストレーションの点を設定し,システム全体の精度向上をはかった. しかし,モニター上に表現された3次元再構築像の根管と歯科用FS先端の位置情報には若干ずれが生じるため、実際の根管とFS先端の位置情報の誤差を補正し臨床応用可能なレベルまで精度向上させる予定である. 今回は,それぞれのレジストレーション精度の向上を図ると共に,幾何学的に簡単な形状の仮想的な歯根管モデル(例えば円柱形の棒に既知の大きさの円筒形の穴を空けた物体など)を作り,システム全体の精度検証を行った。
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