2009 Fiscal Year Annual Research Report
インプラント埋入初期におけるオッセオインテグレーション獲得を阻害する原因の解明
Project/Area Number |
21592488
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
堀内 留美 北海道大学, 病院, 助教 (10374274)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横山 敦郎 北海道大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (20210627)
山本 悟 北海道大学, 大学院・歯学研究科, 助教 (10344524)
堀内 正隆 北海道大学, 大学院・薬学研究院, 助教 (90322825)
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Keywords | オッセオインテグレーション / マイクロアレイ / チタンインプラント |
Research Abstract |
この研究は、現在の歯科インプラント治療において、オッセオインテグレーションを獲得しない場合のインプラント初期治癒過程について、in vivo及びin vitroで評価し、オッセオインテグレーションを阻害する原因について解明することを目的としている。 前年度に設定した実験モデルの条件に従い、インプラント体全周で線維組織の介在無しに骨との接触が認められた直径1mmのグループをオッセオインテグレーション獲得モデル、インプラント体全周で線維組織が認められたグループをオッセオインテグレーション非獲得モデルとし、体重およそ300gのフィッシャー系雄性ラット20週~22週を用いて、以下の実験を行った。A.オッセオインテグレーション獲得モデル(ラット大腿骨に作成した直径1.0mmのインプラント窩に、同サイズの直径1.0mmチタン線を埋入)、B.オッセオインテグレーション非獲得モデル(ラット大腿骨に作成した直径1.0mmのインプラント窩に、モデルAより0.2mm小さい直径0.8mmのチタン線を埋入)ならびにCコントロール(大腿骨骨膜剥離後縫合)の3グループについて、n=5となるようそれぞれモデルを作成した。これらのモデルについて、1週後に注意深く骨髄組織を中心としたインプラント周囲組織を取り出し、RNeasy Micro Kit(Qiagen社)を用いてそれぞれのtotalRNAサンプルを精製した。このtotalRNAを用いて、マイクロアレイ解析を行なうこととした。
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