2009 Fiscal Year Annual Research Report
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21592532
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
宮脇 昭彦 Kagoshima University, 大学院・医歯学総合研究科, 助教 (40200216)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 龍二 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 薬剤師 (50398278)
比地岡 浩志 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教 (70305150)
中村 典史 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (60217875)
山口 孝二郎 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教 (00210360)
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Keywords | 口腔前癌病変 / HIF1-α / Glut-1 / Glut-3 / PDK1 |
Research Abstract |
口腔前癌病変をmild dysplasia, moderate dysplasia, sever dysplasiaに分類した標本、また口腔癌のパラフィン包埋した標本を用いて、HIF1α,Glut1,Glut3,PDK1の免疫染色を行った。HIF1αは口腔癌の標本では我々が行った研究では約70%の陽性率であった(SUVmax of FDG-PET correlates with the effects of neoadjuvant chemoradiotherapy for oralsquamous carcinoma oncol. report 23 : 1205-1212, 2010)。Glut1も同様に口腔癌の組織では陽性率が同程度あった。口腔前癌病変においては、HIF1α、Glut1については陽性率が低い傾向にあるが,それに比べsevere dysplasiaでは陽性率があがった。PDK1については、mild,moderate,severともわずかながら染色された。我々が標的としているHIF1α、Glut1,Glut3,PDK1は解糖系の代謝に関わる酵素であり、免疫染色の結果から、口腔粘膜上皮の異形成が進行する比較的早期の段階で解糖系の代謝に関わる酵素の変化があることが伺えた。さらに症例を増やし、口腔前癌病変における解糖系代謝亢進の意義について研究を続ける予定である。
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