2011 Fiscal Year Annual Research Report
脳活動活性化に有効な顔面口腔領域の効果的刺激法の探索
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21592539
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
平場 久雄 日本大学, 歯学部, 講師 (00156689)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山岡 大 日本大学, 歯学部, 講師 (60182408)
植田 耕一郎 日本大学, 歯学部, 教授 (80313518)
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Keywords | 唾液分泌 / 副交感神経 / 前頭葉脳血流 / 振動触覚刺激 / 心拍数 / HRV解析 / ヒト |
Research Abstract |
我々は、現在までの前頭葉脳血流量や唾液分泌量の変化から、副交感神経の活性を考えた。そこで、副交感神経活性を証明する最も簡便な方法として我々は、心拍数の変化に注目した。まず始めに、心拍数が振動触覚刺激を与えた時に起る変化を調べた。 1.顔面領域(両側の耳下腺部)を刺激は、89Hzの振動数と1.9μm(89Hz-S)の振幅を与えたとき、114Hzの振動数と1.9μm(114Hz-S)の振幅を与えたときの心拍数の変化を調べた。 2.さらに、この振動触覚刺激を与えている時の前頭葉脳血流量の測定を行った。 3.そして、同時に唾液分泌量の変化をも記録した。 上記の3つの実験を行うことにより、この振動触覚刺激が副交感神経活性との関連性を推察した。 振動触覚刺激時の心拍数は89Hz-Sは114Hz-Sに比べ低い値を示した。さらに、我々はこの心拍数をHRV modulationを加えて解析を行った。その結果、89Hz-Sの顔面領域への振動触覚刺激は副交感神経を活性化すると考えられる。また、前頭葉脳血流量はOxyHb(Oxyhemogrobin)やDeoxyHb(Deoxyhemogromin)濃度はほぼゼロレベル(プラスでもなく、マイナスでもない)になる。この両者のHb濃度がゼロレベルを示した時に副交感神経が活性化されていると考えられる。
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Research Products
(3 results)