2012 Fiscal Year Annual Research Report
歯科口腔外科治療中に発生する患者血液の空中浮遊について
Project/Area Number |
21592544
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Research Institution | Matsumoto Dental University |
Principal Investigator |
中山 洋子 松本歯科大学, 歯学部, 講師 (30308647)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石濱 孝二 大阪大学, 歯学部附属病院, 講師 (30432454)
岡山 政樹 松本歯科大学, 歯学部, 助手 (90549370)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 血液飛沫 / 血液曝露 / 職業感染 / エアロゾル |
Research Abstract |
昨年度に続き、詳細な検索を行うとともに、母数を増やし、解析した。 1.手術部位別(右、左)の飛沫暴露、エアロゾル(1)血液飛沫曝露陽性率・・下顎埋伏智歯抜去では下顎右側で75%、下顎左側で51%に血液飛沫曝露を認めた。(2)血液エアロゾル陽性率・・下顎埋伏智歯抜去で100cm離れた位置では、下顎右側で40%、下顎左側で39%に血液を含んだエアロゾルが検出された。 2.アシスタントスキル別(1年未満、1年以上)の飛沫暴露、エアロゾル(1)血液飛沫曝露陽性率・・下顎埋伏智歯抜去において、アシスタントの臨床経験年数が1年未満では62%、1年以上では67%に血液飛沫曝露を認めた。(2)血液エアロゾル陽性率・・下顎埋伏智歯抜去で100cm離れた位置では、アシスタントの臨床経験年数が1年未満で41%、1年以上で36%に血液を含んだエアロゾルが検出された。 3.高速回転切削器具の種類、使用時間による飛沫暴露、エアロゾル(1)血液飛沫曝露陽性率・・下顎埋伏智歯抜去時、エアータービン使用の場合には80%、5倍速コントラ使用の場合には49%に血液飛沫曝露を認めた。(2)血液エアロゾル陽性率下顎埋伏智歯抜去時、エアータービン使用の場合には57%、5倍速コントラ使用の場合には29%に血液を含んだエアロゾルが検出された。(3)1分間あたりに発生する血液飛沫・・下顎埋伏智歯抜去時、エアータービン使用の場合には平均5.5個(全51例)、5倍速コントラ使用の場合には平均1.1個(全51例)の血液飛沫曝露を認めた。(4)1分間あたりに発生する血液エアロゾル・・下顎埋伏智歯抜去時、エアータービン使用の場合には平均0.45個(全51例)、5倍速コントラ使用の場合には平均0.08個(全51例)の血液を含んだエアロゾルを認めた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)